知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「タダでも「営利行為」となることがあるそうです」の続き

以前に、「タダでも「営利行為」となることがあるそうです」のタイトルで、著作権法第38条1項があてはまらない場合について書きました。 その後、以下のような場合はどうなのか、質問されました。 「この間の説明では一企業の場合だったが、これが地域の…

【緊急】形式と現実のギャップ

今回の、「京大にて卒業式の式辞を『自校のホームページに掲載した』際に、ボブ・ディランの曲の歌詞を無許諾にのせた」件、簡単に言えば、「形式的な主張をするJASRACと、現実の『引用』の事例とのギャップ」の一言につきると思います。 (追記。今回問題に…

タダでも「営利行為」となることがあるそうです

「音楽教育を守る会」が裁判をおこしましたね。著作権を侵害しないことの、つまりJASRACに対する支払い義務が存在しないことの、確認訴訟です。 とうとう裁判沙汰になりましたか。まあ、動向を見守っていきたいと思います。 さて、ネットサーフィンをしてい…

まとめ インターネットにアップされた「歌ってみた動画」について

これまで3回にわたり、カラオケ歌唱動画とYouTubeについて書きましたが、これらのまとめとして、カラオケだけでなく他の場合もふまえて、YouTube等インターネットにアップされた「歌ってみた動画」について書いてみます。 これまでに書きましたとおり、「著…

カラオケ歌唱動画とYouTube 著作権法制度的観点 その3

(その2の続きです) 前回、前々回と、カラオケ歌唱動画をYouTubeにアップする行為が、法制度的に権利者の権利を侵害していると書きました。とはいえ、実際に権利者に損害を与える行為であるかどうか、私には疑問です。だからこそ、前回に書いた3要件のう…

カラオケ歌唱動画とYouTube 著作権法制度的観点 その2

(その1の続きです) 「著作権法第30条の2」は、写真等(動画、静止画)の撮影などにおける著作物の写り込み(音声著作物なら入り込みとでもいえばいいでしょうか)に関する著作権法の規定条項です。 今回の裁判では、被告は、歌っているところの動画の…

カラオケ歌唱動画とYouTube 著作権法制度的観点 その1

昨年の12月になかなか興味深い判決が、東京地裁でなされました。 ある曲をカラオケで歌っているところを撮影した動画をYouTubeにアップした人を、第一興商が「著作隣接権」侵害で訴えたそうです。そして東京地裁は、その訴えを認め、第一興商は勝訴したそ…

解説を終えて考えたこと

今回の第26回知的財産管理技能検定(4回目)1級ブランド専門業務学科試験、自分用解説を一通り書いてみましたが、ふりかえると、判例からみの出題が増えた気がします。 17問目、24問目、25問目、26問目、27問目、29問目、都合6つの問題におい…

第26回知財管技検定1級ブランド学科試験問題 自分学習用解説 43問目 44問目 45問目 (後編)

(前編の続きです。) 第26回知的財産管理技能検定(4回目)1級ブランド専門業務学科試験の自分学習用解説 、今回は43問目、44問目、45問目の後編、44問目、45問目の説明です。 なお、問題の前提となる事項については、前回を御参照ください。 4…

第26回知財管技検定1級ブランド学科試験問題 自分学習用解説 43問目 44問目 45問目 (前編)

第26回知的財産管理技能検定(4回目)1級ブランド専門業務学科試験の自分学習用解説 、今回は43問目、44問目、45問目の前編、43問目の説明です。 なお、43問目、44問目、45問目は、欧州連合(EU)商標についての問題です。 問題の前提として…

第26回知財管技検定1級ブランド学科試験問題 自分学習用解説 40問目 41問目 42問目 (後編)

(前編の続きです。) 第26回知的財産管理技能検定(4回目)1級ブランド専門業務学科試験の自分学習用解説 、今回は40問目、41問目、42問目の後編、41問目、42問目の説明です。 なお、問題の前提となる事項については、前回を御参照ください。 4…

第26回知財管技検定1級ブランド学科試験問題 自分学習用解説 40問目 41問目 42問目 (前編)

第26回知的財産管理技能検定(4回目)1級ブランド専門業務学科試験の自分学習用解説 、今回は40問目、41問目、42問目の前編、40問目の説明です。 なお、40問目、41問目、42問目は、マドリッド・プロトコルでの国際商標登録出願についての問題…

第26回知財管技検定1級ブランド学科試験問題 自分学習用解説 38問目 39問目

第26回知的財産管理技能検定(4回目)1級ブランド専門業務学科試験の自分学習用解説 、今回は38問目、39問目です。 38問目、39問目は、商標の連邦商標出願に対しての米国特許商標庁(USPTO)からの拒絶理由通知(オフィスアクション)についての問題で…

第26回知財管技検定1級ブランド学科試験問題 自分学習用解説 35問目 36問目 37問目

第26回知的財産管理技能検定(4回目)1級ブランド専門業務学科試験の自分学習用解説 、今回は35問目、36問目、37問目です。 35問目、36問目、37問目は、米国の連邦商標登録についての問題です。 財務会計・管理会計のクラウドSaaS型ソフト…

第26回知財管技検定1級ブランド学科試験問題 自分学習用解説 33問目 34問目

第26回知的財産管理技能検定(4回目)1級ブランド専門業務学科試験の自分学習用解説 、今回は33問目、34問目です。 33問目は、中国の模造品対策についての会話で、「不適切」なものの選択肢を選ぶ問題です。 選択肢アは正しいです。選択肢の文のとお…

第26回知財管技検定1級ブランド学科試験問題 自分学習用解説 30問目 31問目 32問目

第26回知的財産管理技能検定(4回目)1級ブランド専門業務学科試験の自分学習用解説 、今回は30問目、31問目、32問目です。 30 問目からは、日本国外の問題になります。 30問目は、中国の杭州税関で商標権侵害疑義物品輸出貨物が見つかった場合の…

第26回知財管技検定1級ブランド学科試験問題 自分学習用解説 28問目 29問目

第26回知的財産管理技能検定(4回目)1級ブランド専門業務学科試験の自分学習用解説 、今回は28問目、29問目です。 28問目は、日本における知的財産権侵害品の輸入差止めに関しての会話文で、「不適切」な発言の選択肢を選ぶ問題です。 選択肢アは間…

第26回知財管技検定1級ブランド学科試験問題 自分学習用解説 27問目

第26回知的財産管理技能検定(4回目)1級ブランド専門業務学科試験の自分学習用解説 、今回は27問目です。 27問目は、不正競争防止法第2条1項1号の混同惹起行為における不正競争防止法第19条第1項の適用除外についての会話で「不適切」な発言の選…

第26回知財管技検定1級ブランド学科試験問題 自分学習用解説 26問目

第26回知的財産管理技能検定(4回目)1級ブランド専門業務学科試験の自分学習用解説 、今回は26問目です。 26問目は、商標権の侵害者に対する損害賠償請求についての会話で「不適切」な選択肢を選ぶ問題です。 各選択肢の文には、「裁判例」「最高裁」…