知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「新国立競技場」をネタに「建築の著作物としての著作権」を考えてみる (訂正あり)

現在建設中である、新国立競技場の「建築の著作物としての著作権」について、「この権利は誰にあるのだろう?そもそも著作権はあるの?」を考えてみます。なお、著作物としての要件を満たしていれば、建築物は「建築の著作物」とされ、そしてその建築物のデ…

書籍紹介その20とその21の特別編 商標教室判例研究篇と最新判例からみる商標法の実務

前回、前々回に紹介した、「商標教室 基礎篇」「新商標教室」、それの判例研究といえる書籍が、以下の4点です。写真だけ紹介します(1冊だけ何故か表紙データがないものがあります。おそらく古い書籍だからかと思います。御了承ください。)。中身は、なん…

書籍紹介その21 商標教室 基礎篇

前回、書籍「新商標教室」を紹介しました。その前身の書籍がこの「商標教室 基礎篇」です。私にとっては、どちらも、商標におけるバック・トゥ・ベーシックな書籍、なのです。私は、これまで会社での業務として、会社の知財、主として商標の管理業務をしてき…

書籍紹介その20 新商標教室

今回、正式にこの書籍を紹介するんですよね。私は、もうした気になっていました(笑)。この書籍は、企業等での商標知財管理業務者から弁理士弁護士等の士業の方のレベルまで、商標に関わる全ての業務担当者が、必ず読むべきもの、いや基本書として傍らに置い…

清酒の商標「久保田」と「Kubota」 漢字商標とローマ字商標を考てみる (3)

(さらに、前回の続きです。)しかし、不思議なのは、日本酒「久保田」の企業が、なんで清酒の登録商標として、ローマ字の「Kubota」を出願したのか、ということです。ちょっと考えてみました。なお、以下に書くことは私の推測に過ぎません。①実は、海外への…

清酒の商標「久保田」と「Kubota」 漢字商標とローマ字商標を考てみる (2)

(前回の続きです。)漢字の「久保田」商標ですが、登録されているほとんどが、筆で書いたような、いわばロゴデザインされたものですが、標準文字(ゴシック体みたいなもの)でも、登録されたものがあります。また「久保田」と言えば、日本酒好きあるいは日…

清酒の商標「久保田」と「Kubota」 漢字商標とローマ字商標を考てみる (1)

昨日の台風のような、急激な気圧の変化のせいか、昨日は急に体調が悪くなり、今日もまだ多少体調悪し、です。皆様もお気をつけくださいませ。さて、商標「久保田」の話です。「久保田」という、日本酒好きには有名な酒があります。私も好きです。これの商標…

「包括契約」自体はなくなると困ります

(某SNSで書いたことを、改めて加筆修正して書きなおしました。)最近、最高裁は、JASRACの「包括契約」を独禁法違反とした高裁判決に対する上告を、棄却する判決をだし、結果高裁判決が確定となりました。誤解されている人々が少なからずいるようですので書…

書籍紹介その19 新しい商標と商標権侵害

私は、年々本を読むスピードが遅くなってきています。大学生の時なら、このくらいの書籍なら、2日間あれば余裕で読むことができたのに、私は今年のGWをこの本一冊を読むことに費やしてしまいました。新しい商標と商標権侵害―色彩、音からキャッチフレーズ…

コスプレと著作権 雑感

今日も、昔書きかけのものをアップします。多少古かったり、文がおかしかったりしていても、御容赦ください。著作権法第30条では、「家庭での使用や家庭での使用に準ずる限定的範囲における私的な『使用』のための複製」が認められています。(なお、著作…

独占権と排他権について考えてみる

今日は、昔書きかけのものをアップします。多少古かったり、文がおかしかったりしていても、御容赦ください。知的財産権は一般的に「独占排他権」と言われています。この「独占排他権」、つきつめて考えると、非常に難しいかもしれません。これは、「独占権…

精神拒絶 その2

(その1の続きです)精神拒絶には、それなりの存在理由がありメリットがありますが、デメリットもあります。特に申請した人・企業の負担はバカにならないと思います。全体完全同一なら、私は拒絶でいいと思いますが、部分的な不完全同一なら、柔軟に対応す…

精神拒絶 その1

「精神拒絶」なんて言葉、初めて知りました。私もまだまだ勉強不足のようです。「精神拒絶」とは、簡単に書くと、「登録申請している商標において、その権利者自身が、その商標自体及びその商標の権利範囲が、その権利者がすでに登録している先の商標と同一…