知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

試験の合格に必要なもの

もちろん知識、正しく理解していることが大事です。でも、これが全てではありません。試験で大事なのは「合格すること」です。だから、「合格するために何をすべきなのか?どうすれば合格できるか?」という発想に必然的に行き当たります。どれだけ、沢山の…

出題の仕方

知的財産管理技能検定試験での出題の仕方なんですが、ビジネス実務法務検定試験の出題の仕方を真似てみたらどうか、なんてふと考えてみました。「次の選択肢から正しいもの(あるいは「間違っているもの」)を一つ選べ」という出題の仕方は普通ですが、これ…

やっぱり判例はしっかり理解しないとダメ

突然ですが判例について書こうと思います(笑)。私には、判例は読みにくいし、わかりにくいです(笑)。解説してくれる、書籍やネットのサイトがたくさんあって、本当に助かります。ネガティブな書き出しですが私が書きたいのは、実務上判例を知ることは大事だ…

契約のセミナー

先日、東京商工会議所主催の、契約のセミナーにいってきました。今回のセミナー内容は、普段あまり業務担当をしないタイプの契約である「技術契約」の話がメインで、わりと基本的な話だったとはいえ、とても勉強になりました。少なくとも、NDAは、今後さらに…

商標の普通名称化について

以前CTMで商標取消について書いた際、日本にはない制度として、「普通名称化による登録商標の取消」について書きましたが、今回さらにこれについて書きたいと思います。けっこうこのような、普通名称化による登録商標の取消の制度がある国は少なくありません…

権利は適切に管理し守りましょう

権利はただ持っているだけではだめで、適切に管理をして、守っていかなければだめ、です。そのために、商標法制度を理解しておくことは非常に重要です。突然、何をいまさら、と思う人もいるでしょう。でも、意外に、いったん権利を持ったらその後はいいかげ…

利用できるものは何でも利用します

前回、著作権登録制度について、いささか否定的なことを書きました。でも、私は、利用できるものは何でも利用してしまう、人間です。だから、頭を使い、これは利用できると判断できるのであれば、私は利用します。「著作権登録制度は使いよう」です。前回書…

発明は著作権で保護できません

商標、ブランドとかけ離れたことを今回も書きます。あまりにひどかったから、なんです。いろいろとインターネットで検索していたら、とんでもないことを書いたサイトを見つけました。「著作権による発明保護」と。しかし、サイトに書かれた文章をよく読んで…

完全合意条項と別途協議条項

ちょっと知財とはなれたことを書きます。昨日「完全合意条項」などと書きましたが、これ、個人的には、英文契約書の最重要基本概念だと思っています。日本での契約書との一番大きな違いはこれではないかと思っています。ちなみに、「完全合意条項」とはなん…

個人的に来年出題してほしい問題

来年の第2回知的財産管理技能検定1級ブランド分野学科試験で、個人的にでるんじゃないかな、というかだしてほしい(笑)問題を、ずらずらと書いてみました(笑)。あくまで個人的希望です(笑)。地域団体商標(日本)の問題、選択肢レベルでなくまるまる一問で…

IPBA

知財ビジネスアカデミー、アルファベットの頭文字をとって、IPBA、です。本来は、弁理士会の会員弁理士向けの有料講習セミナーでして、いかにIP(知的財産)をビジネスに活用できるかを学ぶための、マーケティング等経営に関係する講習、だそうです。これ、…

CTMの説明 第五回 異議申立と意見書制度

突然ですが、CTMの説明のつけたしとして、今回もう一回分書きます。今回は、第五回目、CTMの異議申立についての追加説明とそれにプラス意見書について、書こうと思います。あっ、この意見書、日本における拒絶通知を受けた際にその対応でだす意見書とは異な…

商標「倍返し」と「じぇじぇじぇ」

仕事でネット検索で調べものをしていたら、たまたま知ったのですが、「倍返し」も「じぇじぇじぇ」も、関係ない第三者によって商標登録されていたのですね。さもありなん、です。しかし、今更知ってもたいしたトリビアにもなりません(笑)。なんていうか、こ…

先行著作権と商標権の抵触と商標法

先行する著作権と商標権との関係は、以前から関心を持っていました。今回は、「先行著作権と商標権の抵触と、商標法」について書きます。なんか同じ様なことを前にも書いた気がしていますが、まあ気にしない、気にしない、と(笑)。当たり前ですが、拒絶され…

商標法第29条

商標法第29条「商標権者、専用使用権者又は通常使用権者は、指定商品又は指定役務についての登録商標の使用がその使用の態様によりその商標登録出願の日前の出願に関わる他人の特許権、実用新案権若しくは意匠権又はその商標登録出願の日前に生じた他人の…

ああ勘違い 商標法第4条1項13号 (後編)

前編の続きです。第4条1項13号が何故削除されたか?これは、無効取消と関係があります。例えば、相手に先に商標権を取得されたため、その商標権の無効取消を争い、無効取消審判を特許庁に求め、商標権をとり消してもらい、その後自らの権利化のため、新…

ああ勘違い 商標法第4条1項13号 (前編)

会社の業務のからみで、削除された商標法第4条1項13号がらみの質問を特許庁にしたのですが、勘違いをしていたことに気がつきました。削除前は、この条文により、権利が消滅した商標と同一類似の商標は、同一類似の指定商品・役務では、消滅してから1年…

えっ、SWOT分析ですか?

1級ブランド分野第一回学科試験は不合格だったので、こちらは来年の第二回試験にリベンジするとして、今年の夏は、2級学科試験を受験して、2級を完全合格します。実は2級は、実技試験のみ合格していて、学科はまだ合格しておりません。今年の春は、スキ…

CTMの説明 第四回 共同体商標制度の取消無効についての補足

第四回です。今回は、欧州共同体商標制度における取消無効について少し補足をします。取消は誰でもできるのは日本と同じですが、無効は少し異なり、請求内容により、適格性が違います。絶対的無効理由については誰でも無効を訴えることができますが、相対的…

CTMの説明 第三回 共同体商標の裁判制度

第三回です。今回は「欧州共同体商標の裁判制度」について書きます。裁判にて争うのは、権利侵害の場合です。CTMでは、登録申請の審査では、絶対的拒絶理由のみ審査します。審査段階で相対的拒絶理由は審査しません。相対的拒絶理由(先後願関係等の審査、つ…

CTMの説明 第二回 共同体商標の審判制度

第二回です。今回は「欧州共同体商標の審判制度」について書きます。審判は、大きく「登録前」と「登録後」にわけることができると思います。「登録前」は拒絶査定や異議申し立ての結果に不服がある場合の不服の審判で「登録後」は、登録商標の取消や無効の…

書籍紹介その8 ブランドと法

私が今回紹介するのは、『「ブランド」と「法」』という書籍です。「ブランド」と「法」作者: 第二東京弁護士会知的財産権法研究会出版社/メーカー: 商事法務発売日: 2010/05メディア: 単行本この商品を含むブログを見る ブランドと書かれていますが、この書…