知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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第23回知財管技検定1級ブランド学科試験問題 自分学習用解説 13問目

第23回知的財産管理技能検定 第3回1級ブランド専門業務学科試験の自分学習用解説 、今回は13問目です。

13問目は、「商標登録出願前の先行商標調査」での「J-Platpatを用いた簡易調査」についての説明で「適切」なものを答える問題です。

選択肢アは間違いです。標章「DUKE」の先行登録商標を調べる場合は、これの同一又は類似の先行言語商標を調べるだけでなく、「DUKE」と他の語の結合商標や「DUKE」を構成中に含む商標まで調べないといけません
選択肢イは間違いです。調査対象の称呼は、使用する「デューク」だけに限定してはいけません。そもそも称呼は、審査を行う特許庁が、こう読むことができるかもしれないといろいろな読み方を付すものであり、商標登録出願者が勝手に称呼を決めてしまうことができるものではありません。例えば、この標章「DUKE」は、「デューク」の他、「ディーユーケーイー」や「デュケ」等の称呼が考えられます。ですので、これらの称呼も調査しなければなりません。
選択肢ウは間違いです。そして選択肢エは正しいです。どちらも調査対象の類似群コードについての選択肢の文です。調査対象の類似群コードについてですが、「かばん類の小売」が属する「35K02」のみの調査では、充分ではありません。役務のみならず、商品についてもクロスサーチしなければなりません。「かばん類の小売」が属する「35K02」のみの調査だけでなく、「かばん類の小売」と類似すると推定される商品「かばん類」が属する「21C01」も調査しなければなりません。


よって、選択肢エが正しく「適切」なので、エが正解です。