知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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スクエニ著作権侵害事件

警察が動きましたので、「刑事事件」ということですね。

スクエアエニックスの雑誌に連載されている漫画「ハイスコアガール」で、ゲームのキャラクターが無許諾でその漫画に描かれていたことが、アニメ化の話がきっかけで判明、著作権侵害ということで警察が動いた、らしいです。

著作権侵害は、刑事では「親告罪」なので、被害者側であるゲーム企業は警察に被害をうったえでたのでしょうね。それがない限り、警察が自ら動くことはありませんから。
あと、警察が「故意」性があると判断したのでしょうね。確か著作権の場合、刑事罰が課せられるのは「故意」の場合だけです。「過失」では警察は動かないはずです。

まあ、故意ととられても仕方ないでしょう。

許諾を得ていないのに©マークを使って、いかにも許諾を受けているかのように装っていたらしいですから、故意ととられても仕方ないでしょう。
あと、雑誌の付録にこの漫画のイメージPVのDVDをつけたことがあるらしいですが、このPVに使ったBGMが、ゲームのBGMを集めたCDに収録された曲らしく、無許諾で使っていたらしいです。おそらく、これも問題とされたのではないでしょうか。

最初は、被害者企業側は、民事でなんとかしよう、あまりことが大袈裟にならない様にしようとしていたらしいですが、スクエアエニックス側が誠意ある対応をせず、仕方なく刑事事件として警察にうったえでた、といういきさつらしいです。

今回は、被害者企業側もおそらくさほどの被害、経済的損害が発生したとは思えませんでしょうから、普通なら、民事でしかも穏便にすませようとした、と思います。警告して話し合いをして示談で解決をはかる、くらいのケースだと私は思いますし。民事裁判をするまでもなく解決がはかれるケースかもしれません。
それが、刑事事件にまでなったということは、スクエアエニックスの行為が、そうとう「悪質」ととらえられたのではないでしょうか。

スクエアエニックスも、少し考えれば、どうすれば丸くおさまるかわかりそうなものだと思います。


しかし、誰もがもしかしたら知らず知らずのうちに、著作権侵害をしているかもしれません。私もしかりです。だから、私も気をつけなければ。他人から侵害されたくないですし、また他人を侵害したくもありませんからね。そのためには、ちゃんと著作権を理解して、ちゃんと対応できるようにならないと。