知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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書籍紹介その28 米国ブランド知的財産の法と会計

約9年前の書籍で、現在とは異なる古い記述もありますが、それでもこの書籍は、今なお示唆に富む書籍だと思います。

絶版なのが、個人的にはとても残念です。現在にそくした内容に書き換えて、新しく出版してほしいです。(2017.6.4注。絶版ではないようです。失礼しました。)
 

 

 

 

 

 

 

米国ブランド知的財産の法と会計

米国ブランド知的財産の法と会計

 
タイトルに「米国」とありますが、「米国」と「英国」のブランドの概念と法と会計とを説明した上で、それを日本の場合と比較して説明している書籍、とでもいいましょうか。
 
 
「ブランド」「のれん」という言葉は、わかっているようで、実はよくわからない言葉だと思います。「ブランド」は、世間一般広く使われている言葉なのでまだ感覚的につかむことができますが、「のれん」となると普段あまり使わない言葉ですから、ほとんどの方々はまずわかりません。私もよくわかりません。
そのあたりも含めてよく分析された書籍だと思います。商標法制度での「商標」と、ビジネス経営・会計の実務でいう「のれん」と、実際の商品・サービスとが、「ブランド」という言葉でうまく結びつけられ分析され説明されている、とでもいいましょうか。
 
 
それと、私は、この書籍を読んで、やはり商標は、(実用新案、意匠を含む)特許とも、著作権とも異なる、ということを再認識しました(さらに厳密にいえば、関連はしていても意匠は特許・実用新案とは違うものである、と私は認識していますが、とりあえずここでは特許に含めておきます。)。
知的財産管理技能検定1級が、特許、コンテンツ、ブランドにわかれているのは、この点をふまえているからかな、なんて考えたりしています。
 
 
なんにせよ、少なくとも私には非常に示唆に富む書籍、です。