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知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

知的財産管理技能検定1級ブランド学科試験サンプル問題自分学習用解説その18

知的財産管理技能検定1級ブランド専門業務学科試験サンプル問題自分用解説、今回はその18として、問36、問37、問38について書きます。
問36、問37、問38ともに、欧州共同体商標(CTM)についての問題です。


問36は、CTMの制度についての問題で、適切な選択肢を選びます。
アは間違いです。CTMで出願する場合、登録したい国を指定することはできず、欧州連合加盟国全てで登録されてしまいます。
イは正しいです。アの説明で書いたとおりです。
ウは間違いです。マドリッド協定議定書に基づく国際登録出願では、CTMを指定国として指定することができ、CTMで保護を受けることができます。CTMはマドプロに加盟しています。
エは間違いです。スペインもEU加盟国ですから、CTM制度を利用して保護を受けることができます。なお、CTM制度を運用しているOHIMは、スペインのアリカンテにあります。
よって選択肢イが適切で、正解です。


問37は、CTMで登録できる保護対象の商標の種類についての問題で、適切な選択肢を選びます。
アは正しいです。件数は非常に少ないですが、匂いの商標が登録されたことがあります。ただ、CTM理事会規則では、「『商標』とは、視覚的に表示可能な標識であって、ある企業の商品又は役務を他の事業のそれらと識別できるものをいう」とあり、今現在はこれに厳密に従っているようで、匂いの商標が登録されることは今現在ではまずないようです。今年2014年に改正予定と聞いていましたが、どうなのでしょう?
イは間違いです。音の商標でも人間の声だから登録できない、という規則はありません。
ウは間違いです。商品の形状のみからなる商標は、立体商標として登録を受けることができます。
エは間違いです。色彩は、別に文字等と結合していなくても、その色彩のみで登録を受けることができます。
よって選択肢アが適切で、正解です。


問38は、CTMでの代理人の異議申立に関する発言についての問題で、適切な選択肢を選びます。
アは間違いです。CTMでは商標登録前の異議申立ができる付与前異議制度となっています。期間は、公告後3ヶ月以内です。
イは間違いです。異議申立手続きで使用できる言語は決まっていて、
①出願時の言語が、第1言語、第2言語ともに公式言語(英語、仏語、独語、イタリア語、スペイン語)の場合は、そのいずれか
②出願時の言語が、第1言語が公式言語でない場合は、第2言語(公式言語のいずれか)
となります。つまり、出願時に使用した言語(第1言語)のみで行われることはない、ということです。
ウは間違いです。異議申立は、利害関係者だけしか申立ができません。識別性を欠く(絶対的拒絶理由)商標であることを理由に異議申立をしても、それは利害関係があるとは必ずしも言えず、よって認められません。なお、CTM制度では、最初の審査では、絶対的拒絶理由しか審査されません。異議申立によって初めて利用当事者間の相対的拒絶理由が審査されます。
エは正しいです。異議申立が成立すれば、その手続により登録がされないことがあります。
よって選択肢エが適切で、正解です。



話はかわりますが、欧州共同体商標の制度改正の話はどうなっているのでしょうね。まあ、仮に改正されていたとしても、今度の第2回1級ブランド専門業務学科試験には影響はないと思いますけどね。