知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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2回目チェック 2級学科試験問題 自分勉強用解説 過去問編 その3

再度過去問をやって、チェックした問題について、自分勉強用解説を書いていきます。
今回は、その3として、2013年3月の試験問題、問16と問25について書きます。


問16は、著作権についての問題です。
選択肢アは正しいです。選択肢の文のとおりです。
選択肢イは間違いです。著作物利用の流通促進を図るという法の趣旨から、一度、適正に譲渡された著作物の複製物については、その後の転売などにおいて、もはや著作権者は譲渡の行使はできません。いわゆる、著作権の消尽、です。映画の著作物のように、例外がありますが。
選択肢ウは正しいです。選択肢の文のとおりです。
選択肢エは正しいです。私的使用目的のための複製は認められていますし、デジタル方式の録画機器で複製する場合は、複製は認められていますが、権利者に補償金を支払わなければなりません(実際は、機器を購入する際、価格に補償金が含まれるかたちで、支払っています)。ですが、著作権を侵害する自動公衆送信を受信して録画する場合は、認められません。
よってイが正解です。


問25は、国内優先権についての問題です。
選択肢アは間違いです。手続補正書提出後も、国内優先権を主張できます。
選択肢イは間違いです。出願審査請求後も、国内優先権を主張できます。
選択肢ウは間違いです。実用新案登録出願の場合は、国内優先権を主張できます。
選択肢エは正しいです。意匠登録出願の場合は、国内優先権を主張することはできません。
よってエが正解です。