2014-11-15 第5段 2級学科試験問題 自分勉強用解説 過去問編 その7 第5段 23問目&24問目 2級学科試験過去問解説 2014年3月知的財産管理技能検定 特許出願の拒絶査定不服審判について 著作権の侵害について 第5段、2級学科試験問題、自分勉強用解説、過去問編、その7です。今回は、2014年3月に行われた問題より、問23と問24です。問23は、著作権の侵害についての問題です。選択肢アは正しいです。選択肢の文のとおりです。これも著作権侵害行為です。選択肢イは間違いです。故意に著作権を侵害した物に対してのみ、差止請求ができます。過失ではできません。選択肢ウは正しいです。選択肢の文のとおりです。選択肢エは正しいです。依拠して作られた類似の著作物は複製物も含め原著作物を侵害するとします。では、原著作物を参考にして作られた類似の著作物の場合、それは依拠して作られた類似の著作物になるのでしょうか、という問題なのですが、これは参考の程度の実質的内容により判断されます。だいたいの場合は著作権を侵害すると考えられます。よってイが正解です。問24は、特許出願の拒絶査定不服審判に関する問題です。選択肢アは間違いです。審判の審理は、3人または5人の合議体が行います。選択肢イは間違いです。拒絶査定の謄本の速達を受けた日から、「3ヶ月」を経過した後はできません。選択肢ウは正しいです。選択肢の文のとおりです。選択肢エは間違いです。さらに上告して最高裁までいくことができます。審判→高等裁→最高裁、という流れです。よってウが正解です。