書籍紹介その2(2) 見ればわかる!外国商標出願入門
(1)の続きです。
ですが、書籍1冊全ページを読む必要はありません。1級ブランド分野学科試験では、日本と条約の他、アメリカ、欧州、中国の商標制度は必ず出題されるとお考えください。ですから、まずはこれらの国について書かれた部分を読みましょう。
昨年末発表されたサンプル問題と、今回の第一回1級ブランド分野学科試験の出題から、そのことはおわかりいただけると思います。そして、来年の第二回でもおそらくそうではないかと私は思います。
なお、これら以外の国々の商標制度が出題されるかどうかはなんともいえません。サンプル問題ではベトナムの商標制度について1問出題されていますが、今回の第一回では、アメリカ、欧州、中国以外は出題されませんでした。
ですから、とにかくまずは、条約(マドリッドプロトコル)、アメリカ、欧州、中国のページを読んで勉強してください。これらだけで出題数はだいたい12問くらいになります。45問中の12問、1/4ですからこれは大きいです。
で、余裕があれば、他の国々についてもお読みください。でも、出題されるとしても、せいぜい1問だけだと私は思います。たった1問の為に時間をかけるのはムダだと思います。1問だけであるならば私なら捨てます。それよりも他に覚えるべきことを覚えること、他に正解にできるところを確実に正解する、そのことに力を入れます。私はそうしました。
あと、外国の商標制度については、日本と異なる独特の部分をしっかり押さえましょう。当然ですがそういうところを聞いてきます。あと、数値的なものも大事ですね、日数とか。まあ勉強のポイントの一つです。
追記:3月の知的財産管理技能検定1級ブランド分野学科試験は不合格だったので、私もこの書籍、改訂版を買って勉強し直します。