知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

書籍紹介その3 アメリカ商標法ガイドブック

それでは国、地域別の書籍を紹介いたします。今回紹介するのは「アメリカ商標法ガイドブック」です。アメリカ商標法ガイドブック作者: 中嶋知子出版社/メーカー: 中央経済社発売日: 2011/12メディア: 単行本この商品を含むブログを見るアメリカの商標法制度…

書籍紹介その2(番外編) 見ればわかる!外国商標出願入門「改訂版」

今回は書籍紹介の番外編です。今日買って、さっそく読みました、「見ればわかる!外国商標出願入門」の「改訂版」です。確か、改訂前は青色で、今回の改訂版ではオレンジ色の表紙です。内容ですが、やはり、中国のところが、第三次改正商標法の施行にあわせ…

諸外国の商標法制度を勉強する意味 その2

その1の続きです。諸外国の商標法制度を知ることの二つの意味、そのうちの片方について前回説明しました。で、もう一つは、諸外国の商標法制度を参考にして、日本の商標法制度をよりよくしていこうということ、です。例えば、アメリカでは日本にない商標制…

諸外国の商標法制度を勉強する意味 その1

ちょっと書籍紹介はブレイク。1級ブランド分野では、条約(マドリッドプロトコル)含む諸外国の商標法制度が出題されます。で、なぜ出題されるか考えたことありますか?おそらく「諸外国の商標法制度も知ってください」ということだと思いますが、では、な…

書籍紹介その2(2) 見ればわかる!外国商標出願入門

(1)の続きです。(1)でも書きましたが、日本の商標制度や条約(マドリッドプロトコル)を含め、諸外国の商標制度が、この書籍で説明されています。そういう意味で、この書籍は、外国商標制度を勉強する基本書になると思います。ですが、書籍1冊全ページを読…

書籍紹介その2(1) 見ればわかる!外国商標出願入門

次に紹介するのは、「見ればわかる!外国商標出願入門」です。今回はまず(1)です。見ればわかる!外国商標出願入門 改訂版―主要国での商標出願と国際登録出願の実務作者: 野田薫央出版社/メーカー: 発明協会発売日: 2014/04メディア: 単行本この商品を含むブ…

書籍紹介その1 ブランド管理の法実務

やっと本筋に戻ります。書籍の紹介をいたします。不合格だったヤツがしても説得力ないですが(笑)、まあ大目に見てください。まずは一つ目。最初に紹介するのは、「ブランド管理の法実務」という書籍です。これは、知的財産管理技能検定1級ブランド分野学科…

不合格でした(笑)

今日の知的財産教育協会のホームページで、この間の3月に行われた、第一回知的財産管理技能検定1級ブランド分野学科試験の、合否発表が本日されました。私は不合格でした。ガーン。と言いますか、正解パーセンテージが、模範解答に基づく自己採点と違うの…

著作権の登録制度について

すみません。本筋に戻ると前回書きましたが、これだけあらためて書きます。著作権の登録制度は、著作権の要件ではありません。日本では、いや日本を含めたほとんどの国や地域において、著作権は無登録主義です。著作物が完成したと同時に著作権が発生します…

著作権と商標権の抵触 その6

その5の続きです。著作権があるとは思えないものを著作物として取り扱ってしまうのはおかしいのではないでしょうか。そして、著作物でないものが著作物として取り扱われてしまうことにより、商標にもその影響が及ぼされてしまうかもしれないとしたら、これ…

著作権と商標権の抵触 その5

その4の続きです。ここで大事なことは著作権は無登録主義ということです。著作権は、その著作物ができたときにその権利が発生する、つまり登録は著作権の要件ではないのです。登録制度は存在します。でも、必須ではありません。著作権はその証明が難しく大…

著作権と商標権の抵触 その4

その3の続きです。これまで、その1、その2、その3と書いてきましたが、実はここからが本論なのです(笑)。これまで書いてきたことをふまえると、かつては、よほど著作権侵害が明白でない限りは商標登録されてしまい、裁判において使用禁止を認めてもらう…

著作権と商標権の抵触 その3

その2の続きです。ところが最近は、4条1項の解釈は拡大されて考えられているらしいです。正確には4条1項7号「公序良俗」違反の概念が広がっているようでして、他の知的財産権侵害はこれに該当する、らしいです。「公序良俗」って何をイメージします。私…

著作権と商標権の抵触 その2

その1の続きです。その1をお読みになって「あれ、いきなり裁判までいかずに、異議申し立てとか無効審判とかするんじゃないの」と思われた方もいらっしゃると思います。でも、第4条1項の中に「他の知的財産権の侵害」というのがないからだと思いますが、つ…

著作権と商標権の抵触 その1

とうとう5月になりました。あともう少しで1級ブランド分野学科試験の合格発表です。ああ、待ち遠しいような、こわいような。で、それまでは、ノウハウを書いたり書籍の紹介はせず、商標について最近考えていることを書こうと思います。この間、商標の著作…