知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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第4段 2級学科試験問題 自分勉強用解説 過去問編 その11

(操作ミスで順番がおかしくなっていたら、すみません。)

第4段、2級学科試験問題、自分勉強用解説、過去問編、その11です。今回は、2013年11月に行われた問題より、問37と問38です。


問37は、著作権等に関する記述についての問題です。
選択肢アは間違いです。レコード製作者には、著作隣接権として、無断でレコードを送信可能化されない権利が認められています。
選択肢イは間違いです。プログラムの著作物の複製物の所有者は、著作権者の許諾を得ずに、自ら電子計算機で利用するため必要な限度で、著作物を複製、翻案できます。ですが第三者については認められていません。
選択肢ウは正しいです。選択肢の文のとおりです。
選択肢エは間違いです。一品制作の美術工芸品は美術の著作物になりますし、量産の美術工芸品でも、美術の著作物として認められ保護される場合があります。
よって正解はウです。


問38は、特許協力条約(PCT)に基づく国際出願についての国際調査に関する空欄穴埋め問題です。
「国際調査の対象は、『①すべての』国際出願である。国際調査は、各国における通常の実体審査とは異なり、『②関連のある先行技術を発見すること』を目的とする。国際調査報告は、国際予備審査とは異なり、『③国際出願の優先日から18ヶ月を経過した後に速やかに国際公開される』。なお、わが国の場合は、上記の国際調査報告とともに、発明の特許性に関する審査官の見解である『④国際調査見解書』も作成される。」
よって空欄穴埋めの組み合わせが正しい選択肢イが正解です。