知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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2級学科試験問題 自分勉強用解説 21問目&22問目

第18回知的財産管理技能検定2級学科試験の解説、今回は21問目&22問目です。

まず21問目。「商標権の行使または効力」に関する問題です。
選択肢アは間違いです。侵害行為の停止を求めるのみならず、侵害の予防の請求もできます。
選択肢イは間違いです。先使用権者に対して、混同をさけるための適当な表示を付して使用することを請求できます。
選択肢ウは正しいです。選択肢の文のとおりです。
選択肢エは間違いです。先使用権についての設問ですが、ただ先に使用すれば先使用権は認められるわけではなく、いくつかの要件があります。その一つは例えば「周知性」です。登録はされていないが、先に使用していて、周知であり、顧客に信用がある未登録商標だからこそそれを保護するわけです。先に使用していても、知られていない、顧客に信用がない未登録商標は保護に値しません。
よって正解はウです。

次に22問目。「特許法に規定する手続」に関する問題です。
選択肢アは正しいです。出願から1年6ヶ月後の出願公開の前に、早期に出願公開を請求することができますが、これは取り下げることはできません。
選択肢イは正しいです。出願審査請求はいつまでもできるわけではなく、期限があります。特許出願の日から3年以内にできます。ちなみに、出願者のみならず、誰でも出願審査を請求できます。
選択肢ウは正しいです。選択肢の文のとおりで、拒絶審決の謄本の送達があった日から30日以内に審決取消訴訟の提起ができます。なお、この30日を過ぎると、もはや出訴できず、審決は確定してしまいます。
選択肢エは間違いです。特許の存続期間は、その出願の日から20年間です。
よって正解はエです。