知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

契約とは?

契約とは、契約当事者がその間で通用する「取り決め」をつくり、お互いそれを守り守らせようとすること、だと思います。
いわば、当事者間のみに適用される法をつくりそれをお互い守りましょう、という話です。

ですから、契約当事者しかその取り決めに拘束されることはなく、契約当事者ではない人達には、全くかかわりないことです。
また、その取り決めは、瞬時に決まり、瞬時に実行され、すぐに終わることもあれば、長く続く(場合によっては永遠に続く)こともあります。
口頭で結ぶ契約もあれば、書面にする(あるいは書面にしないと認められない)契約もあります。

なぜ、いきなり「契約とは?」なんて書いたのかというと、やはり日本は「契約後進国」だな、と思ったからです。
契約は、当事者間の取り決めですから、当事者間しか有効ではありませんが、当事者を強く拘束します。それは、法律と同じくらい強力です。別な言い方をすれば、いわば当事者間だけでしか通じない「法律」を、自由につくって取り決めることができる、ということです。

そして、契約は「自己責任」なんです。

この点で、日本人には向いていないのかもしれませんね。法律でガチガチに拘束されるのは、自由でありませんが、自己責任の度合いは低く、極端に言えば他人任せ、です。まさに日本的、といったらダメでしょうか。

この逆はアメリカです。アメリカは自由を好みます。ガチガチな法律など不要です。その代わり、契約により当事者は強く拘束されます。この点はいかにも自分で自分を律するアメリカらしいですよね。