知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

2級学科試験問題 自分勉強用解説 7問目&8問目

第18回知的財産管理技能検定2級学科試験の解説、今回は7問目&8問目です。

まず7問目。「発明の新規性」についてです。
選択肢アは正しいです。選択肢の文の通りで、刊行物への掲載は新規性喪失の例外規定を受けられる行為です。
選択肢イは正しいです。新規性は日にちのみならず、時間も考慮されます。
選択肢ウは正しいです。選択肢の文の通りです。
選択肢エは間違いです。政府等が主催するものではなくとも特許庁長官が指定した博覧会にて発表した場合は、新規性喪失の例外規定を受けられます。ですが、「届け出て」指定を受ける、ということではありません。
よって正解はエです。

次に8問目。「著作権」についてです。
選択肢アは間違いです。上映権は映画の著作物「のみ」に認められたものではありません。
選択肢イは正しいです。いわゆる譲渡権の消尽です。
選択肢ウは間違いです。インターネット配信の場合は公衆送信権です。
選択肢エは間違いです。貸与権は「非営利かつ無償の貸与」については権利が及びませんが、「無償」だけではだめでしょう。おそらくレンタル屋さんが、10枚CDを借りてくれたお客様にサービスで1枚無料でレンタルさせるなどの場合には貸与権が及ぶ、という様なことじゃないかと思います。こう考えると、武雄市図書館はやはり著作権法違反じゃないか、と私は思ってしまいます。話がそれました。すみません。
よって正解はイです。
著作権のそれぞれの権利の内容はしっかり押さえておきましょう。私も含めて(笑)、けっこうアバウトな人は少なくありませんから。



明日からの、週末は、知的財産管理技能検定2級試験の解説は、一時STOP、別なことを書き、また来週から再開します。