知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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試験問題「私流説明」 16問目

今回は16問目を説明します。これは「不使用取消審判制度」の問題です。「適切」なものを答える問題です。

ちょっと難しい、というかいやらしい問題です。

選択肢を見ていきましょう。
選択肢アは間違いです。4年前の使用の証拠は認められません。3年以内です。
選択肢イは間違いです。スニーカーも、類区分第25類、指定商品「履物」の一つです。「履物」に当てはまる指定商品一つでもいいから、それに対し商標を使用していれば、商標の不使用にはなりません。
選択肢ウは間違いです。この場合、商標の駆け込み使用と考えられてしまい、よって商標は不使用とされ、取り消されてしまいます。
選択肢エは正しいです。放置が正しい?と思う方もいらっしゃると思いますが、現実として、使用予定のない商標に不使用取消審判請求がされた場合、答弁書は提出されず放置され、そのまま審判がすすみ、取消審判が確定します。私は、審判データベースメルマガを見てこのことは知っておりました。しかし、忘れていたので、この設問は間違えました。あー知ってたのに、ど忘れしてしもた。クソー。オッホン、閉話休題。先にいやらしいと書いたのは、この選択肢エのせいです。知らなきゃこれは答えられないと思いますよ。


従って正解はエです。