知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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試験問題「私流説明」 3問目&4問目

今回は3問目&4問目を説明します。この2問は「日本語での商標使用許諾契約書のDRAFTの問題」です。

この問題はまず2Pにわたり契約書DRAFTがあり、そのあと問題文と選択肢があります。
で、この手の問題はまず先に問題文と選択肢を読みます。もしかしたら、契約書本文を読まなくても、これだけで問題が解けるかもしれませんし。例えば、4問目の選択肢イ、ウ、エは、契約書本文を読まなくても内容は適切とわかります。この問題は不適切なものはどれかを問う問題ですから、アが正解となります。この様に契約書本文を読まなくても解くことができるわけです。
3問目は残念ながら契約書本文を見ないと解くことができません。しかし、先に問題文と選択肢を見たことで、契約書のどの部分を見ればよいかがわかります。つまり契約書全文に目を通す必要はありません。必要なところだけ見ればいいのです。これで考える時間が稼げますよね。
ただ、契約書を読み慣れてないと、どこを見ていいのかなかなかわからないと思います。ですので、普段から契約書を読む訓練をしておくことが、ここで重要になってくるわけです。

問題文と選択肢をみましょう。

3問目は「適切」な内容が記された選択肢を選ぶ問題です。選択肢アは当事者の契約関係がどうなっているか、選択肢イは使用許諾の範囲内容がどうなっているか、選択肢ウはサブライセンスに関し契約内容がどうなったいるか、選択肢エは商標権の維持や保全について契約内容がどうなっているか、これらがわかれば3問目は解けます。
選択肢アは、契約書上記載されていませんので不適切な内容。選択肢イは、契約書第2条及び別紙1から適切な内容。選択肢ウは、第6条を見れば不適切。選択肢エは、第4条を見れば不適切。ですので正解は「イ」となります。

4問目は逆に「不適切」な内容が記された選択肢を選ぶ問題です。選択肢アは、第2条を見れば不適切な内容です。念のため他の選択肢も見てみましょう。選択肢イは適切な内容です。なぜなら、類似でも侵害の可能性はあるので、選択肢イのように確認することは当然です。選択肢ウも適切な内容です。選択肢ウのように考えることはこれまた当然です。選択肢エも適切な内容です。商標法第50条に書いてある不使用取消審判を知っていれば適切と判断できます。よって正解は「ア」です。