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知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

来年の出題予想&傾向と対策 リターンズ その2

(その2です。)

ちょっと、2つ間入りましたが、その1の続きです。
今回はその2、「国内の商標法制度」です。


1級の学科試験は、どの専門分野にせよ45問出題されます。ブランド専門分野でも同じです。
ブランド専門分野では、45問のうち、前回説明したように、4問ほどはブランドについての問題です。また、約1/3は海外(米国、欧州、中国、マドリッドプロトコル)の問題です。
残り、全体の約5/9、つまり過半数は、日本国内についての問題です。そして、そのほとんどは商標についての問題です。商標以外にも、意匠、不正競争防止法、税関制度等が出題されますが、商標に比べると僅かです。つまり、日本の商標法制度についてしっかり勉強しなければ合格には届かないでしょう、ということです(もちろん、日本の商標法制度「だけ」しっかり勉強しても、合格できないのは書くまでもありません。必要条件だが十分条件ではない、ということです。)。


とはいえ、一言「商標」と言っても、その範囲は広いです。
「商標登録出願前の検討や先行登録商標の調査」からはじまり、「実際の出願手続」、「拒絶理由通知が届いた時の対応等の手続」、「権利化完了以後の権利行使についての手続または対応手続(異議申立て、無効審判、それらへの対応、権利更新時対応(年金管理、不要な商標の不更新など)、権利侵害対応、不使用取消審判、その対応等)」、また「これらの前提となる各種知識(法制度、例えば同一類似の考え方、類似群コード、専用・通常使用権、小売商標についての注意点、防護標章等)」、そして「契約(ライセンス、譲渡)」、ありとあらゆる商標についての問題が出題されます。普段から業務としてされている方は当たり前のことも、そうでない方にはわからない(経験者ではないとわからない)、というような問題も、過去には出題されました。

定番といえる出題等は、過去問を見直してみるのがいいのではないか、と思います。
裁判事例の問題は今後も出題してくるに間違いありません。
第17回、第20回は、具体的な裁判事例(小僧寿し事件)1つだけに関する問題と、複数の裁判事例を1問で出題してきた問題と、両方だされましたが、第23回では、複数の裁判事例を出題した問題が2問出題されました。1つだけの事例にフォーカスする問題は出題されませんでした。この出題の仕方は、多くの裁判事例(4選択肢×2問、計8つの裁判事例)を出題することができますので、今後も続くのではないかと思います。著名な裁判事例は当然のこと、他の裁判事例にも目を通しておいた方がいいかもしれません。

あっ、昨年の改正商標法施行によって、「新しいタイプの商標」が設けられましたが、第23回ではまだ「音商標」しか出題されていません。次回にもまた別の「新しいタイプの商標」について出題される気がします。海外の法制度と比較した出題も面白いかもしれませんね。
「新しいタイプの商標」については、海外の状況も含め、よく理解しておいた方がいいかもしれません。





(その3に続きます。)