書籍紹介その31 技術法務のススメ
「知財戦略のススメ」を、前々々回紹介しましたが、この書籍も紹介しておきたいと思います。
実は、私がいろいろな意味で知財(特許)とその法務を広く考えることができるきっかけとなった書籍の1つです。
でも、この書籍を買って読んでいたこと、すっかり忘れていました(笑)。「知財戦略のススメ」を読んで思いだした(内容はけっこう忘れていましたが(笑))次第です。
この書籍、「知財戦略のススメ」よりも先に出版されていたんですよね。
でも、読む順番としては「知財戦略のススメ」→「技術法務のススメ」がいいのではないかと思います。
個人的には、「知財戦略のススメ」は総論的で、今回紹介の「技術法務のススメ」は各論的、のように思えます。又、読者対象の想定が、「知財戦略のススメ」はビジネスマン全般に向けていると思いますが、「技術法務のススメ」は経営者や(法務を含む)知財担当者など実務専門家を対象としているような気がします。
この書籍を読めば、知財(特許)を会社の事業にどういかしていくべきかのその大まかな筋道を理解することができる、と思います。少なくともその進むべき向かうべき方向を知る手がかりにはなると思います。その内容については、ぜひこの書籍をお読みになりお確かめください、ということで(笑)。
また、「知財戦略のススメ」を読んで、では具体的にどうすればいいのか、例えばどう特許権利化を図ればいいのか、その際何に気をつければいいのか、等々の疑問を持たれた方々は、ぜひこの「技術法務のススメ」お読みになるといいのでは、と思います。
もっとも、本当に個別具体的なケースについては、内田・鮫島法律事務所に相談してください、ということでしょうね。
ちなみに、私個人的には、第3章の契約に関する章が一番勉強になりました。