知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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第23回知財管技検定1級ブランド学科試験問題 自分学習用解説 14問目

第23回知的財産管理技能検定 第3回1級ブランド専門業務学科試験の自分学習用解説 、今回は14問目です。
 
14問目は、「先行商標調査で抵触する先行商標を発見した場合のその対応」についての説明で「適切」なものを答える問題です。
 
選択肢アは間違いです。類似商標「ABC'」の権利を譲り受けたとしても、その使用の専用権は類似商標「ABC'」のもので、商標「ABC」のものではありません。商標「ABC」を使用する権利を得るためには、例えば自身で商標「ABC」の登録出願をして登録しなければなりません。
選択肢イは正しいです。前述のとおり、商標「ABC」の登録出願をしても、先行の類似商標「ABC'」により、その登録は拒絶されてしまう可能性が高いです。その解決のため、①選択肢アのように、相手方の類似商標「ABC'」を譲渡してもらった上で、商標「ABC」を出願し(商標「ABC」が登録された後で戻す)か、②逆に出願した商標「ABC」を類似商標「ABC'」を持っている相手方に譲渡し、商標「ABC」が登録された後で戻してもらうか、2つのとり得る方法(いわゆる「アサインバック」)があります。
選択肢ウは間違いです。相手方は、類似商標「ABC'」の権利を持っているのであり、商標「ABC」の権利は持っていません。ですので、相手方は商標「ABC」の通常使用権を許諾できるわけがありません
選択肢エは間違いです。日本の商標法制度には、同意書(コンセント)の制度はありませんから、選択肢エの文のようなことはできません。
 
 
よって、選択肢イが正しくて「適切」なので、イが正解です。