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知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

カバのキャラクター商標 明治とムンディファルマの出願/登録状況

2016年2月13日の本ブログの【後日追記】で、「カバのキャラクターはまだ商標登録されていないようです」と書きましたが、その後J-Platpatで検索して確認をしましたので、その検索結果を以下に書きます。一部は登録されていて、一部はまだ登録には至っていない、というのが正しいです。
では、説明します。


まず、絵ではありませんが、「イソジン」という言葉自体の商標は、ムンディファルマ(以前は、このブログで「ムンディファーマ」と書きましたが、J-Platpatでは「ムンディファルマ」と登録されているので、私も以後こう書くことにしました。)が登録し、商標権を持っています。


そして、カバのキャラクターの絵の商標についてです。


まず明治について。

J-Platpatで検索してみたところ、明治は1994年に登録しています。この絵はモノクロです。登録した絵の種類も2つです。そして指定商品は「うがい薬」だけを登録しています。

それから約20年たって、明治はようやくカラーのカバの絵を商標登録します。複数のカバの絵を出願/登録していて、その中にはモノクロのものもあります。指定商品はいろいろと指定して登録しています。おそらくいろいろな商品でこの絵を使おうと考えていたのでしょう。

そして2015年、この年の中頃までに再びカラーのカバの絵の商標を出願/登録します。これは、1994年に登録したモノクロの商標のカラーバージョンといえます。指定商品は「うがい薬」だけなので、カラーを意識しての商標登録だと思います。
これは、私の勝手な考えなのですが、明治とムンディファルマは、2015年の中頃までにはすでにライセンス契約を終了させようと協議していたのではないか、と思います。で、秋口までには合意したのではないかと。
そこで、明治は、「イソジン」商標を失うがカバのキャラクターの絵の権利は確実におさえるべく、カラーでいろいろなヴァリエーションの絵を商標出願/登録した、のだと思います。

そしてさらに、まだ審査継続中で登録にはなってませんが、2015年12月にカバのキャラクターの絵のさらなるヴァリエーションとして、いろいろなカバのキャラクターの絵(カラー)を、ダメ押しとばかりに出願しています。

明治としては、カバのキャラクターについて、しっかり商標権をおさえようと考えていることが、これでわかると思います。イソジン」という言葉がなくとも、カバのキャラクターの絵があればいい、と考えたのでしょう。


年が明けた2016年1月、ムンディファルマが、カバのキャラクターの絵について、アクションをおこします。
ムンディファルマは、独自にカバの絵をつくって、これを商品に活用するためこれを商標登録して権利化を図ろうと出願しました。こちらも、まだ審査継続中で登録されてはいません指定商品は、わりと広く指定しています。おそらく、こちらも、いろいろな商品でカバのキャラクターの絵を使用するつもりなのでしょう。なお、もし、先に登録または出願中の明治のカバのキャラクターの絵の商標と類似だと判断されれば、拒絶されてしまうでしょう。



以上、現在のところの、明治、ムンディファルマのそれぞれの商標の登録状況または出願状況について簡単に説明しました。

まあ、文ではわかりにくいと思いますので、実際にJ-Platpatで検索してみてください。



で、次回は、これを踏まえた上で、またカバのキャラクターにおける、明治とムンディファルマの争いについて書きます。