知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

あまり期待はしていません、が

先月くらいの話でしょうか、avexが、JASRACを撤退(一部の権利の管理については今後もJASRACにお願いするらしいです)し、今後は、avexが出資している著作権管理団体のイーライセンスに著作権管理をお願いしたようです。
その著作権管理の曲数、約10万曲ぐらいだそうです。約10万曲と聞くと多いですが、JASRACは数百万曲ほどの著作権管理をしているらしいですから、単純に比べればまあ大した数ではないとは思います。

かつてJASRAC以外に音楽著作権管理団体ができることを知った時に、いずれ今回のようなことはおきるだろうと私は想像していたので、今回のニュースについては「ふーん」という感じです。まあ、いろいろ大変にはなるだろうけどそれでも面白くなってくるかな、などとも思いました。著作権管理団体業界の再編のきっかけになればいいかな、とは思っています。


ただ、個人的に一つだけ思うことは、JASRACにせよ、イーライセンスにせよ、「著作物の『(利用者含む)使用者』のことは何も考えていない、別の言葉で言えば、著作権法に書かれている表現を借りれば、「『文化の発展に寄与』しようとはこれっぽっちも考えていない」、ということです。わかりやすく言えば、「権利者(しかも一部の)のことしか考えていない」、ということです。


JASRACは、自分達が正しく自分達が(音楽著作権における)秩序だと言わんばかりの言動をしているとしか思えません。
そして、イーライセンスも、本質的にはJASRACと変わらないように思えます。いやむしろ、露骨に、JASRAC以上に、権利者のことしか考えていない、としか私には思えませんし、そのためならどのような言動もじさない、そんな組織だとも、思っています。ある側面では、JASRACより問題になりそうな胸騒ぎがします。


個人的には、まあJRCが一番バランスがとれていていいかななんて思っていますが、ただ圧倒的に管理曲数が少ないです。
JRCといえば、こちらもavexが出資しているらしく、その関係もあるのでしょう、JRCとイーライセンスが一つになる、という動きもあるそうです。これが本当だとしたら、バランスが良いというJRCの良い面がなくならなければいいのですが…。


と、好き勝手に、徒然なるままに書いてみました(笑)。