知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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NHK会長は「税金化」を考えているように思えてなりません

少し前ですが、籾井NHK会長が、受信料の徴収におけるマイナンバーの活用を積極的に検討したい旨の発言をしたようですね。

個人的には、これって、遠回しに「NHK受信料の『税金化』をはかりたい」といっているのと同じ、と思えてなりません。

現在のNHKの受信料の支払いとその徴収は、あくまで「契約」を前提としています。これは、放送法に基づいています。
そして、「マイナンバー法制度と放送法制度の趣旨内容からすれば、NHKの受信料徴収にマイナンバーを活用することは、マイナンバー法からも放送法からも明らかに外れている、のではないでしょうか?」
このようなことをNHK会長とあろう方が、認識できないはずがありません(もし認識できないのならば、NHK会長としてまずいのではないか、その程度の認識でNHK会長職はつとまらないのではないか、と私は思います。)。
もしマイナンバーを活用していくならば、その前提として、受信料を「税金(あるいは税金のようなもの、国民健康保険料みたいなもの)化」にしていく必要がある、このような法改正が必要なのではないでしょうか。
といいますか、もしかしたら、会長は、そのためにマイナンバーを持ち出してきたのではないでしょうか。


などと書いてましたら、高市総務相も同じく少し前ほぼ同じタイミングで、NHK総務省に対して、NHK受信料の支払い義務化の検討を求めたらしいですね。もしかしたら、籾井NHK会長の先の発言は、これをふまえて、のことなのかもしれませんね。

何にせよ、まず放送法マイナンバーを活用するならマイナンバー法も)改正をしないことには始まりませんですから、そのあたりの検討をNHK総務省はしろ、ということなのでしょう、おそらく。
そして、もしそうならば、知らないうちに、あっという間にそうなってしまうのではないか、と思えてなりません。



ちなみに、個人的には、現在の制度よりはスマートかつ効率的に思えます。そして、金額を見直して安くしてもらえるならば(余計な無駄な費用を見直せば、これはできるはずです)なおさら、私は賛成です。
もちろん、マイナンバー法放送法が改正することが前提です。改正しないならば当然賛成できません。