知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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早稲田大学オープンキャンパス講座 「知財情報解析とその応用」を受講しました その2

(1回目の続きです)

今回は、早稲田大学オープンキャンパス講座 「知財情報解析とその応用」だけに話を絞って書きます。

とはいえ、この講座の1つ1つの回についてそれぞれ具体的に説明を書くのは、今の私では力量不足ですし、また書いてもかなり冗長的になってしまうでしょうから、まあ、まとめて書いてみようかな、と思います。

 「知財情報解析とその応用」と銘うった全5回のこの講座は、私には、「どのような知財情報を、どのように集め、分析、解析して、それをいかに企業に役立てるか」、その「本質」の話だと思いました。

で、その1つの分析の形が、いわゆるパテントマップであり、また今回の講座3回目で紹介されたビップマップであります。つまり、いかにビジュアライズするか、いかに「見える化」するか、ではないでしょうか。

今回の講座は、情報の収集や、その整理分析、そしてそれから読み取れることをどうまとめるか、「そのやり方を具体的に学ぶ」という話ではありません。こういうことは、現在ならネットや書籍に当たれば、割と容易に得ることができます。セミナーも行われていますので、そこで具体的なやり方を学ぶことはできます。
でも、今回の講座は違います。それよりも大事な本質的なことを学び考えさせられた、そのような講座だったと思いました。
また、具体的なやり方というのは、ある程度それなりに経験を積んでいかないと、本当に身につかないものだと思います。一度講座を受けたくらいで簡単に身につくものではないと思います。

また、別な書き方をすれば、知財情報解析をすること自体が目的であってはいけない、ということではないでしょうか。知財情報解析のその先に目的があり、その目的のために行う行動の1つが知財情報解析である、ということだと思います。

また、講座名には「その応用」と書かれています。この講座では、4回目と5回目のそれぞれの「実践」の話が、この「応用」に当てはまる話かと思います。4回目と5回目では、実際にどのように知財情報が解析され、その解析された知財情報が、実際に企業においてどのように利用されているか、その例が紹介されました。
前のほうで、「知財情報解析をすること自体が目的であってはいけない」と書きましたが、「応用」自体も目的ではないと思います。知財情報解析の「実践」と「応用」の先にこそ目的がある、と言っていいかと思います。

で、「目的」は何か?といいますと、それは、企業によりまたその時々の状況により違うものですから、一概にこうだ、とは言えません。ただ、この「目的」があるから、知財情報解析の「実践」も「応用」もブレずにできる、のではないでしょうか。


なんてことを思いました。