知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

第2回1級ブランド専門業務学科試験問題 自分学習用解説 41問目

今回は41問目です。


第20回知的財産管理技能検定   第2回1級ブランド分野学科試験の自分勉強用解説、41問目について書きます。


41問目は、中国の模倣品対策についての会話の問題で、「不適切」な文章内容の選択肢を選ぶ問題です。

選択肢アは正しいです。行政機関に、商標権侵害の取締りを求める場合、商標権侵害の証拠として、権利侵害品の実物や写真等を行政機関に対して提供する必要がある場合があります。
選択肢イは正しいです。中国では、民事訴訟をおこして損害賠償や差止を求める、刑事責任の追及を求める、行政機関に取締りを求める、これら3つの模倣品に対する手段があります。
選択肢ウは正しいです。例えば、製造業者と販売業者を共同被告とした場合、どちらかの業者が権利侵害行為を行った管轄地域の裁判所を選択して裁判をおこすことができます。中国では、どの裁判所で裁判になるかは大きな要素で、選択肢の文の様に、地方の裁判所では地元企業に有利に判断することがある様です。ですから、裁判所の選択ができるならば、有利となる裁判所を選択するべきです。
選択肢エは間違いです。中国では、日本企業の商標権侵害は特許侵害よりも多いです。

よって、選択肢エが「不適切」で正解です。