知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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第2回1級ブランド専門業務学科試験問題 自分学習用解説 32問目&33問目

今回は32問目&33問目です。


第20回知的財産管理技能検定   第2回1級ブランド分野学科試験の自分勉強用解説、32問目&33問目について書きます。

32問目&33問目は、米国商標における出所混同による拒絶理由通知についての問題です。


32問目は、拒絶理由通知の応答期間の締切日の問題で、「適切」な選択肢を選ぶ問題です。

拒絶理由通知には、通知日が、「6/8/2014」、つまり2014年6月8日とあります。拒絶理由通知の応答期間は、通知日から6カ月間です。つまり2014年12月8日が応答期間の締切日となります。

よって、選択肢ウの「2014年12月8日」が「適切」で正解です。


33問目は、デュポンファクターの要素のうち当該拒絶理由通知の中で審査官が重視したものを答える問題で、「適切」な文章内容の選択肢を選ぶ問題です。

デュポンファクター(DuPont Factors)とは、米国のある裁判において、商標の混同を判断するための要素を例示したもので、13要素ほどあります。もともと、商標の混同を判断する要素として有名なポラロイドファクターというものがあり、その後似たようなファクターが裁判において出されてきて、その有名な1つがこのデュポンファクターです。どういう要素があるかは、すみませんが、御自身でお調べください。

で、その要素なのですが、この拒絶理由通知において裁判官が重視したデュポンファクターの要素は、ずばりこの拒絶理由通知に書かれています。この拒絶理由通知の最後に、’In the case,the following factors are the most relevant: similarity of the marks,similarity and nature of the goods and/or services,and similarity of the trade channels of the goods and/or services.’とあります。、つまり「『商標の類似性』『商品・サービスの類似性』『(商品・サービスの)流通経路の類似性』、これらの要素が、このケースにおいて、もっとも関係性のある要素である。」、ということです。

よって、選択肢イが「適切」で正解です。