知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

第2回1級ブランド専門業務学科試験問題 自分学習用解説 14問目

今回は14問目です。


ホームページ上でまだ、この間の第20回知的財産管理技能検定試験の問題の発表はされていないみたいですね。すみません、ホームページ見てませんでした。公式解答が発表されたので、問題も発表されたと思っていました。
現時点では、当分は受験者でないと何が書いてあるのかわからないなと思います。申し訳ありません、問題が発表されてから、再度お読みください。


第20回知的財産管理技能検定   第2回1級ブランド分野学科試験の自分勉強用解説、14問目について書きます。


14問目は、テレビゲームソフトウェアの商標登録出願についての問題で、「適切」な文章内容の選択肢を選ぶ問題です。

選択肢アは間違いです。一つの区分に例示されているすべての商品又は役務を指定して出願した場合は、その商標使用に疑義があるとして、特許庁は拒絶理由を通知します。拒絶理由通知を受けることなく登録されることはありません。
選択肢イは正しいです。「ABC」の文字の図案化、つまりこれはいわゆるロゴ化であり、これは標準文字の使用とはいえませんので、選択肢の文で「『ABC』を標準文字で出願すると十分な保護が得られないと考えた」と書いてあるのは正しいといえます。
選択肢ウは間違いです。まず「現時点でソフトウェアの発売が予定されているのでまず第9類で出願し、第41類については商標使用開始予定の2年後に追加する補正をすればよい」と、選択肢の文に書いてありますが、このような補正は認められませんし、2年後だと、すでに先の出願が登録されているでしょうから、そうなると補正をすること自体がもはやできません。
選択肢エは間違いです。日本では、一商標多区分出願ができますから、第9類と第41類を別にして、2つの商標登録出願をする必要はなく、1つの商標出願で両方の区分の出願ができます。


よって、選択肢イが「適切」で正解です。