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知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

第2回1級ブランド専門業務学科試験問題 自分学習用解説 9問目

今回は9問目です。
 
 
第20回知的財産管理技能検定   第2回1級ブランド分野学科試験の自分勉強用解説、9問目について書きます。
 
 
9問目は、抵触する先行商標の商標権譲渡とその契約に関する問題で、「適切」な文章内容の選択肢を選ぶ問題です。
 
選択肢アは間違いです。商標権の譲渡は、譲渡契約の締結した後、特許庁への移転登録を必ずしなければなりません。移転登録して、はじめて権利が移転したことになります。締結したからといって、それだけで権利が移転したわけではありません。ですから、移転登録手続きを速やかにする必要があります。
選択肢イは正しいです。商標権の移転登録申請は、原則、譲渡側と譲受側が共同で申請しなければなりませんが、譲渡側が委任状を譲受側に渡し、譲受側がそれを申請時合わせて提出すれば、譲受側が単独で申請できます。
選択肢ウは間違いです。「商標権Pの譲渡契約の締結日から3年以内に商標の使用を開始」の部分が間違いです。例えば「商標権Pの譲渡契約の締結日の3年前からその締結日の間に商標の使用を開始」なのであれば問題ないでしょう。当然、その使用はY社でないとだめです。まだ権利はX社に譲渡されていませんから。
選択肢エは間違いです。まず選択肢の文の前半部分ですが、商標権のうち、禁止権ならば登録商標の類似範囲にも及びますが、専用権は同一範囲にしか権利が及びません。つまり、先行商標『ABC’』の権利が譲渡されたとしても、これによりクリアになるのは禁止権の範囲であり、他から商標『ABC』に対し禁止権が行使されないだけにすぎません。この譲渡で、商標『ABC』の専用権を得たわけではありません。ですから、実際に使用する商標『ABC』について新たに商標出願をする必要「があります」。
 
よって、選択肢イが「適切」で正解です。