知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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【追記有】 知的財産管理技能検定受験手続の改訂ですか

先日、今度の第2回知的財産管理技能検定1級ブランド専門業務学科試験の受験票をダウンロードするついでに、久々に知的財産管理技能検定のホームページを見たところ、7月(及びこれ以後)の試験の受験申込受付期間と、受験料支払に関する事務手数料についての改訂が記載されていました。

まず、前者の受験申込受付期間についてですが、この期間が短縮されたということです。これについては、ホームページにて、受験申込受付期間のところで、この受付期間の変更に注意する旨が書かれています。試験結果の発表後に、次の試験の申し込みをする場合には、あまり期間がない、ということなのです。でもまあそれでも、受験受付締め切りまで1ヶ月くらいの時間はありますけどね。

それよりも、後者の受験料支払いに関する事務手数料についての改訂のほうがちょっとまずい気がします。
簡単に言えば、不平等な方向に少し進んだといいますか。
私の記憶に間違いがなければ、Web申込において、クレジットカード支払の場合はこれまでこの事務手数料はかかっていなかった、無料だったはずです。
それが、受験申込受付開始日から1ヶ月「以内」に申込をしてクレジットカード支払の手続をした場合にのみ、「事務手数料は無料」のままで、1ヶ月「を経過して」から受験の申込をしてクレジットカード支払の手続きをした場合は、「事務手数料がかかる」、という改訂がされていました。

【注、今日先ほど、知的財産管理技能検定のホームページをあらためて見たところ、この事務手数料に関する改訂の記述が削除されていました。ということは、結局事務手数料については元にもどった、ということなのでしょうか?】
【追記です。すいません、元にもどっていません。2月24日午後7時現在、今もなお前述のように改訂について掲載されています。私の誤認識がありました。最後の方にこのことの説明を書きました。御迷惑をおかけ申し訳ございません。】


さて、この二つの改訂が意味するのは何でしょうか。私は、受験予定者をあおろうとしているのではないか、と思いました。改訂する正当性は、私には全く感じられません。

特に、後者の事務手数料については、なぜこの改訂をしたのか、いささか疑問があります。
試験結果を待ってから、次の受験をどうするかを決める方もいらっしゃると思います。試験結果を待てば、自ずと、受験申込受付開始日から1ヶ月はすぎていますから、事務手数料は必ず払わなければいけなくなります。これっておかしくないでしょうか。なんか変ですよね。
事務手数料は確か、たかだか300円くらいのはずです。だから「それくらいケチケチするな」と言われそうですが、それでもおかしいものは、おかしいです。
知的財産管理技能検定は「国家」検定試験です。しかも、法制度関係の試験です。それが、このようなちょっと差別的取り扱いをするということをしてもいいのでしょうか。
もちろん正当性があるならいいのです。ですが、そのあたりの説明はなかったですし、少なくとも私には正当性があるとは認められません。筋が全くとおらない、このようなことをして良いのでしょうか。

前述のように、記載が削除され、実務手数料について元に戻っているならいいのですが、記載を削除しただけで、改訂した状況自体を変えていないとしたら、これはちょっとまずいでしょう。そうでないことを祈ります。



そもそも、知的財産管理技能検定は、一部の方々には昔から、受験の制度設計がおかしいと言われていました。
特に、大事な基礎ではあるものの実務的に正直必要性が全く感じられない3級から、必ず受験を始めていかなければならないことは、私はおかしいと思います。正直、無駄な時間と金と負担を受験者に課しているだではないでしょうか。
確かに、一定の実務期間経験者などは2級、あるいはいきなり1級の受験を、弁理士、弁護士はいきなり1級を受験できるなどの、認められた特例受験資格制度がありますが、その様な条件を持つ人は限られます。持たない多数の人は、3級から順に受験していかなければなりません。私も、3級からスタートしました。

だいたい、知的財産管理技能検定は「資格」試験でなく、能力「検定」試験です。この試験に合格しないと、何かを許されないという試験ではありません。この試験に合格して許されるのは、知的財産管理技能士を名のることだけです。だから、必ず3級から受験しなければいけないのはナンセンスすぎます。

今の3級のレベルがどの程度かは知りませんが、私が3級の試験を受けた時の問題レベルと変わっていないならば、3級なんてはっきり言って不要だと思います。3級の知識は基礎知識として必要ではありますが、実務では不十分すぎます。あまり役に立ちません。この程度では、検定の必要性はほとんどない、と私は思います。検定主催側がただ単に「金を稼ぎたい」ためだけに3級があるとしか、私には思えません。

それならばいっそのこと、3級と2級を一緒にして、試験範囲を基礎レベルから一定の実務に役立つ応用レベルまでの範囲にして、出題数を増やし、広く深くたくさん出題する形にしてもいいのではないでしょうか。

役に立たない、存在する意味、必要性がない級を、これからも維持する必要は全くないのではないでしょうか。3級は、試験のための試験、組織維持のための建前だけの試験にすぎないのではないでしょうか。はっきり言って不要だと私は考えます。


【説明の追記】
スマホ用画面には掲載されていませんが、PC用画面に掲載されていました。
私は、最初PCで見ていまして、その後はずっとスマホで見ていました。それでこのような誤認識をしてしまいました。
手数料改訂について、スマホ用の画面には掲載はされていなかったようですが、PC用の画面には、ホームページのトップ画面で、今日2月24日の段階でいまだ掲載され続けています
ですので、前の方で、「削除された?」と書いたのは、間違いです。訂正します。
誠に申し訳ございません。