知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

知的財産管理技能検定1級ブランド学科試験サンプル問題自分学習用解説その5

知的財産管理技能検定1級ブランド専門業務学科試験サンプル問題自分用解説、今回はその5として、問9、問10について書きます。
問9は輸入差止についての問題で、問10は中国の税関についての問題です。


問9は、中国から輸入された侵害品に対する対策について弁理士に相談した会話の問題で、空欄に入る適切な語を選びます。
これは先に解答を書きます。選択肢アが適切で、正解です。
アの「不正競争差止請求権者」が正しいです。
イの「著作権者」、ウの「著作隣接権者」、エの「意匠権者」は間違いです。
会話文で「知的財産権を取得していない」旨書かれています。この場合で差止請求をするには、不正競争防止法の該当条項に当てはまる場合は、「不正競争差止請求権者」として輸入差止の申立ができます。


問10は、中国の税関の水際措置についての問題で、適切な選択肢を選びます。
アは間違いです。中国の税関は、税関職員による職権差押えができます。
イは間違いです。税関登録は、特許でも商標でも、他の知的財産権でも、できます。
ウは正しいです。侵害疑義物品であるため通関を中止した旨の連絡が税関からあった場合、権利者は原則3営業日以内に、差止の申立をするかしないか回答する必要があります。しないと差止はされません。
エは間違いです。権利者が差押えを求める場合、担保金の提供の必要があります。
よって選択肢ウが適切で、正解です。



10問目まで書きました。ちょっとブレイクして、次回は別のことを書きます。その後解説の続きを再開します。