知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

のれん、業務上の信用、顧客吸引力、goodwill、営業権、合併差益

最近、いろいろな場面で、「のれん」(布の「暖簾」の方ではありません)という言葉をよく耳にしたり、見たりする様になりました。


「のれん」というのは、簡単に言えば、「業務上の信用」や「顧客吸引力」です。英語で言えば「goodwill」。日本語で別な言い方をすれば「営業権」(しかしなぜ「権」?)。

はじめて「のれん」という言葉を聞いたときは、店先などにある布の暖簾を思いだし、企業経営や企業知財の書籍等に「のれん」と書いてあって、「なんで暖簾?」と思ってしまいました(笑)。
しばらくして、「のれん」が前述の意味だと知った次第です。


そして、「のれん」は企業会計においては「合併差益」を表す言葉であります。
さらに、「のれん」は法令でも使われている言葉のようです。


最初はなんか違和感ありましたが、やはり「のれん」は知的財産だと思います。

商標は器にすぎず、その器に盛られているのが「業務上の信用」や「顧客吸引力」としての「のれん」、なのだと私は考えます。だから、商標の譲渡契約などでは、特にアメリカでは、商標と共にgoodwillも譲渡する内容の契約となるのでしょう。
蓄積された「のれん」は、企業の象徴となります。それを別な言葉で端的に表現すると、「営業権」なのでしょう。こちらの言葉には未だ違和感があります(笑)。

そして、この「のれん」は、知的「財産」である以上、会計においてもちゃんと表現できるものでないとだめなのでしょう。だから、これは、企業合併時の価値評価の1つとなると「合併差益」という言葉で表されるのでしょう、多分。


知財会計、ようやく興味がわいてきたようです(笑)。