知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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商標の権利化とブランディングは別物

これまた、はるか以前の書きかけでした(笑)。


ネットで調べものをしていましたら、とある特許事務所のホームページに目がとまりました。そこにはこんな感じで書かれていました、「商標の権利化とブランディングは別物である 」と。
「当たり前」と思ったのですが、さらに文章を読むと、「複数の他の特許事務所ではブランディングと商標の権利化をイコール(ニアイコールでなく、完全なイコール)で書いて煽っている」、とも書いてありました。

商標の権利化とブランディングは別物です。それは間違いないと私は思います。

ブランディングの初期の段階としては、綿密に戦略を練った上で、まず商標の権利化をするもの、と私は考えます。

ですが、これは初期段階での地盤がためにすぎないと私は思います。権利化の後は、この綿密に練った戦略に基づいて、さらに「ブランドを強く育てていかねばならない」と、私は考えます。この部分をおろそかにしている企業は少なくないのではないでしょうか。結構なりゆきまかせ、とでもいいますか。

「商標の権利化はブランディングの一部分にすぎない」と言えると思います。商標権を取得したらブランディングは終わり、ではありません。「ブランドをいかに育てていくか」、これが一番大事ではないでしょうか。
また、商標権は一度取得したら更新を繰り返せば半永久的に不滅だから、もう何もしなくていい、というわけではありません。適切に管理しなければ、取消無効の目にあいかねません。


まとめるとこうなります。

ブランディングと商標の権利概念は別物である。商標の権利化はブランディングの単なる一要素に過ぎない。
②だから、ブランディング戦略を綿密に練ることは大事で、その戦略に基づいて商標化をはかることが肝要である。(ついでに書けば、ただ商標権を取得すればいいというわけではない。それは、時間と金と労力のムダ使い。)
商標権を取得したらそれで終わりではなく、商標権管理を含めてブランドを成長させていかねばならない。

というところでしょうか。


しかし、こんなこと考えてたんだ(笑)。