知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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問題文と選択肢の読み方

知的財産管理技能検定学科試験は、特に2級は、試験時間が設問数に対して短く、かなり厳しい試験です。
つまり、「いかに短い時間で問題文と選択肢の文を読むことができるか」は、試験に合格するための非常に重要な要素なのです。


試験における解答の手順は、
①問題文と選択肢の文を読み、
②考えて答えを導き出し、
③マーク欄に、その答えをマークする、
です。
これを全出題について繰り返し行うわけです。

この中で、一番時間をかけるべきは②であり、次に①、一番時間をかけないようにすべきは③です。

しかし、③はもともとさほど時間がかからない行為ですから、短くするにしても限界があります。短くこなそうとして、逆にマークミスをしてしまったら、全く意味がありません。
なので、マークの時間は、一問あたり15秒として、2級学科試験ならば、全40問、計10分はかかる、とあらかじめ想定してしまいます。


そうなりますと、60分−10分の、残り50分で、①と②をこなしていかなければならないということになります。単純計算で、1問あたり1分とちょっとで①と②をしなければなりません。
こう考えると、いかに①の「問題文と選択肢の文を読む」行為をできる限り短くしなければならないかがわかるかと思います。私は、①にかける時間は、一問あたり長くても20秒程度に抑えることを目指しています。そして残りを②の考える時間に当てるようにしています。


さて、では、いかに①の「問題文と選択肢の文を読む」行為を短くしていくか?
私は、まずこの問題が、「適切」なものをきいているか、「不適切」なものをきいているか、を見極めます。そして、次にこの問題が、「何についてきいているか」を把握します。
これらは問題文を読めばわかりますが、間違えて認識しない様に注意しなければなりません。問題用紙に丸をしてチェックしてもいいでしょう。
ちなみに、私はこれにかける時間は、5秒を超えない様に気をつけています。

さて、問題文を読んだら、次は選択肢を読んでいきます。
以前の私なら、まずざっと全選択肢を見て、明らかに正解でない選択肢を排除していましたが、これはやめました。
というのは、最近の出題では、選択肢の文の微妙な表現をよく読んで解かないと、出題者のワナにひっかかって、間違えてしまう様になってきた、そんな気がするからです。
ですので、その微妙な表現のおかしな点を見逃さないため、選択肢は全て読む様にしています。

それで、選択肢を読んでいくわけですが、短い時間の中で効率良く、全ての選択肢の文に目を通して、その表現内容を理解しなければなりません。そこで、私は、選択肢の文を、要素別に区切って、理解しています。
そして、要素単位で表現内容が正しいか誤っているかを判断します。一要素でも誤っていれば、他の要素は全て正しくても、「その選択肢の文は『間違っている』」と判断します。
逆に、一つも間違っている要素がなければ、その選択肢の文は正しいと言えるわけですが、実はここに落とし穴がある場合があります。文の表現内容自体は間違っていなくても、内容表現に重要な要素が含まれていない、という場合があるからです。この場合は、「選択肢の文は『間違い』」と判断します。
そして、各選択肢の文の正誤がわかれば、問題文の「適切」か「不適切」かに従って、正解を導けばいいのです。


これが、私流の「問題文と選択肢の読み方」です。このやり方の考え方は、知的財産管理技能検定試験以外にも応用できると思います。
もちろん、土台として必要な知識はそれなりにちゃんと身につけていないとダメです。これは書くまでもありませんが。