知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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3回目チェック 2級学科試験問題 自分勉強用解説 過去問編 その7

今回は、2級学科試験問題過去問、自分勉強用解説、3回目チェックのその7として、2014年3月の試験問題、問36と問38と問40について書きます。
なお、2014年3月については、今回で最後です。引き続いて、その8からは2014年7月になります。


問36は、先使用権についての問題です。
選択肢アは正しいです。実施していなくても、実施の準備をしていれば、先使用権が認められることがあります。
選択肢イは正しいです。日本国内の一部の地域においてのみの実施など、限定されている実施でも、先使用権が認められることがあります。
選択肢ウは間違いです。先使用権に対しては、実施料を請求することができません。なお、中用権においては、対価の支払いが必要です。
選択肢エは正しいです。つまり、特許権取得ではなく、ノウハウとして秘匿して発明を実施している場合でも、先使用権の立証ができそれが認められれば、先使用権が認められることがある、ということです。
よってウが正解です。


問38は、特許出願の拒絶査定不服審判で争点になり得ないものについての問題です。
選択肢アはなり得ません。なぜなら、要約書の記載誤記は、手続補正書で補正できるからです。
選択肢イ、冒認出願は争点になり得ます。
選択肢ウ、進歩性は争点になり得ます。
選択肢エ、発明の単一性は争点になり得ます。
よってアが正解です。


問40は、著作権の存続期間についての空欄穴埋めの問題です。
著作権の存続期間は著作物の『①創作』の時に始まり、著作者の死後50年を経過するまで存続するが、映画の著作物に係る著作権の存続期間については、『②公表』してから『③70』年を経過するまで存続する。」
よって選択肢イが正解です。