知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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第5段 2級学科試験問題 自分勉強用解説 過去問編 その9

第5段、2級学科試験問題、自分勉強用解説、過去問編、その9です。今回は、2014年3月に行われた問題より、問28と問32です。


問28は、登録意義の申立て又は商標登録無効審判に関する問題です。
選択肢アは間違いです。原則、商標登録無効審判はいつでも請求できますが、いくつかについては除斥期間があります。商標法第3条1項3号(記述的商標)の規定に違反して登録された場合は、これに該当します。除斥期間は3年ではなく「5年」です。
選択肢イは間違いです。登録意義申立ては、「登録公報発行日から2ヶ月以内」に限ります。
選択肢ウは間違いです。商標登録無効審判は、当事者でないと請求できません。
選択肢エは正しいです。登録意義申立てと商標登録無効審判は併存しますので、選択肢の文のようなこともできます。また、同時に係属された場合、まず登録意義申立てが先に審議され、その結果により、商標登録無効審判がなされます。
よってエが正解です。


問32は、商標又は商品の類似に関する問題です。
選択肢アは正しいです。選択肢の文のとおりです。
選択肢イは正しいです。選択肢の文のとおりです。
選択肢ウは間違いです。同じ区分に属するからといって、互いに類似する商品であるとは限りません。逆に、属する区分が異なる商品でも、類似する場合があります。
選択肢エは正しいです。選択肢の文のとおりです。
よってウが正解です。