知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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第5段 2級学科試験問題 自分勉強用解説 過去問編 その2

第5段、2級学科試験問題、自分勉強用解説、過去問編、その2です。今回は、2014年3月に行われた問題より、問6と問7です。


問6は、著作者人格権に関する問題です。
選択肢アは間違いです。著作物の題号も著作物の一部とみなされ、その変更は、その著作者の同一性保持権を侵害します。
選択肢イは正しいです。自分で利用する範囲であれば、その利用をより効果的にするために必要な改変をしても、そのプログラムの著作者の同一性保持権を侵害しません。
選択肢ウは正しいです。選択肢の文のとおりです。
選択肢エは正しいです。未公表の著作物に係る著作権を譲渡した場合、その著作物を公表することについて同意したものと推定されます。
よってアが正解です。


問7は、相手方が契約内容を履行しない場合の対応に関する問題です。
選択肢アは間違いです。相手方に対して債務不履行に対する損害賠償を請求することができます。
選択肢イは間違いです。債務不履行により損害が生じていないのであるなら、不法行為に基づく損害賠償請求もできません。そもそも損害が発生していません。
逆に損害が発生しているなら、債務不履行に基づく、あるいは不法行為に基づく、どちらかに基づいて損害賠償請求をすることができます。ただ、細かいことは書きませんが、両者にはそれぞれ違いがありますので、気をつけてください。
選択肢ウは間違いです。裁判所に、契約内容を強制的に履行してもらうように、請求することはできます。
選択肢エは正しいです。選択肢の文のとおりです。
よってエが正解です。