知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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第4段 2級学科試験問題 自分勉強用解説 過去問編 その8

第4段、2級学科試験問題、自分勉強用解説、過去問編、その8です。今回は、2013年11月に行われた問題より、問27と問28です。


問27は、契約に関する記述についての問題です。
選択肢アは間違いです。原則、契約は当事者双方の意思表示が合致すれば成立いたします。それは特許権に係るライセンス契約についても同じです。
選択肢イは正しいです。選択肢の文のとおりです。
選択肢ウは間違いです。特許権が消滅しているのですから、特許権譲渡契約として無効です。
選択肢エは間違いです。契約書の標題が何であれ、内容が実質的に契約であれば、それは契約書であり、契約として成立します。
よって正解はイです。


問28は、著作物に関する記述についての問題です。
選択肢アは間違いです。物への固定が要件とされている著作物はあります。映画の著作物はそうです。
選択肢イは正しいです。選択肢の文のとおりです。まず法令自体は著作物です。著作物ではありますが、著作権法上の保護対象ではありません。。そしてその法令の編集著作物たる法令集も、法令(集)の翻訳物も、同様です。
選択肢ウは間違いです。地図も著作物です。
選択肢エは間違いです。ソースプログラムは著作物になります。ソースプログラムのみならず、オブジェクトプログラム、コンパイラ、オペレーションシステムも著作物とされています。なお、プログラム言語、規約、解法は保護対象となりません。
よって正解はイです。