知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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第4段 2級学科試験問題 自分勉強用解説 過去問編 その7

第4段、2級学科試験問題、自分勉強用解説、過去問編、その7です。今回は、2013年11月に行われた問題より、問24と問26です。


問24は、商標権の効力に関する記述についての問題です。
選択肢アは間違いです。商標権者は、商標権の全範囲または一部の範囲に専用使用権を設定した場合、その範囲について登録商標を使用することはできません。
選択肢イは間違いです。自己の商標権に係る指定商品に「類似する」商品について登録商標に「類似する」商標を独占的に使用する権利を、商標権者は有しません。「類似」ではなく「同一」であれば、独占的に使用する権利を商標権者は有します。
選択肢ウは間違いです。一見すると、選択肢の文は正しいです。これは、商標の先使用権についての説明ですが、先使用権が認められるには、「周知性」が必要とされます。だから、この選択肢は間違いということでしょう。細かいところまで問われますね(笑)。
選択肢エは正しいです。選択肢の文のとおりです。
よって正解はエです。


問26は、日本語でした特許出願に係る特許請求の範囲、明細書の補正に関する記述についての問題です。
選択肢アは正しいです。選択肢の文のとおりです。
選択肢イは間違いです。補正が認められると、その補正内容は遡って出願時から効力を生じます。
選択肢ウは正しいです。選択肢の文のとおりです。いかなる場合でも、新規事項の追加の補正はできません。
選択肢エは正しいです。選択肢の文のとおりです。最後の拒絶理由の通知後は、特許請求の範囲に関しては請求項の削除等の特定の目的の補正しかできません。
よって正解はイです。