知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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第4段 2級学科試験問題 自分勉強用解説 過去問編 その5

第4段、2級学科試験問題、自分勉強用解説、過去問編、その5です。今回は、2013年11月に行われた問題より、問11と問14です。


問11は、特許法にはあるが意匠法にはない制度についての問題です。
選択肢アは間違いです。
選択肢イは間違いです。
選択肢ウは正しいです。
選択肢エは間違いです。
よって正解はウです。
意匠の制度では、特許と異なり、出願後、その公開はしません。


問14は、著作権の移転等に関する記述についての問題です。
選択肢アは正しいです。選択肢の文のとおりです。著作権は無方式主義で本来登録は必要ありません。では、なぜ登録制度があるかと言いますと、いざというときの公的証明になるからです。
選択肢イは正しいです。公表権は著作者人格権ですから、著作者の一身専属の権利であり、譲渡できません。
選択肢ウは間違いです。共同著作物は不可分です。対談のような著作物は、それぞれの寄与範囲はわけられませんですよね。ですから、そもそも共有者のそれぞれの持ち分という概念がありません。結合著作物(例えば、音楽における作曲と作詞)や集合著作物(例えば、いろいろな著者の論文を集めた論文集)と混同しないよう気をつけてください。
選択肢エは正しいです。著作隣接権も質権の設定ができます。
よって正解はウです。