知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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第3段 2級学科試験問題 自分勉強用解説 過去問編 その7

第3段、2級学科試験問題、自分勉強用解説、過去問編、その7です。今回は、2013年7月に行われた問題より、問32と問35と問40です。
なお、2013年7月については、今回が最後です。また、間をおいて、第4段、2013年11月について書くつもりです。


問32は、著作隣接権についての問題です。
選択肢アは間違いです。実演家の権利はアマチュアにも認められます。
選択肢イは間違いです。放送事業者には、著作隣接権が認められています。もちろん、放送事業者自身が著作権者の場合もあります。
選択肢ウは正しいです。選択肢の文のとおりです。
選択肢エは間違いです。実演者には、著作隣接権者の中で唯一人格権が認められていますが、それは、氏名表示権と同一性保持権のみで、公表権はありません。
よって正解はウです。


問35は、商標権の行使に関する記述についての問題です。
選択肢アは正しいです。選択肢の文のとおりです。
選択肢イは間違いです。指定商品と同一の商品について通常実施権を設定することができます。類似は禁止権の範囲なのでできません。
選択肢ウは正しいです。選択肢の文のとおりです。
選択肢エは正しいです。選択肢の文のとおりです。
よって正解はイです。


問40は、契約に関する空欄穴埋めの問題です。

口頭による契約も「有効」です。
「書面」は契約の証拠にすぎません。
未成年は契約をするにあたり保護者の同意が必要ですが、これは未成年には「行為能力がない」とされているからです。
詐欺による意思表示に基づく行為であれば、その契約は「取り消される」ことになります。

これらから、①も有効、②書面、③行為能力、④取り消される、が各空欄にあてはまることになります。
よって正解は選択肢イです。