知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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第2段 2級学科試験問題 自分勉強用解説 過去問編 その1

第2段、2級学科試験問題、自分勉強用解説、過去問編、その1です。
さて、今回より第2段。まずは、2013年3月に行われた試験の問題より、問1と問17です。

問1は、著作権等の侵害に関する問題です。
選択肢アは間違いです。著作隣接権侵害でも刑事罰になることはあります。
選択肢イは間違いです。著作人格権侵害についても、名誉回復措置の請求以外にも、損害賠償請求や差止請求等の請求ができます。
選択肢ウは正しいです。著作権侵害のおそれがある者に対しても差止請求はできます。
選択肢エは間違いです。親告罪ではない著作権法上の罪も存在します。
よって正解はウです。

問17は特許協力条約(PCT)に関する問題です。
選択肢アは正しいです。本文の通りです。これはいわゆる条約第19条補正で、国際予備審査を請求しなくても、請求の範囲についてのみ1回だけ補正ができます。後述の国際予備審査と関連して行われる補正は、いわゆる第34条補正で、こちらは明細書や図面も含め何回も補正ができます。
選択肢イは間違いです。国際予備審査は、国際出願とは別に請求して行われるものなので、「全ての国際出願について(途中略)行われる」というのは間違いです。
選択肢ウは正しいです。本文の通りです。
選択肢エは正しいです。本文の通りです。
よって正解はイです。