IPBA「経営基礎」 第五回目
先日、弁理士会の知的財産ビジネスアカデミー「経営基礎」セミナーの第5回目がありまして、参加しました。
今回のテーマは「ファイナンス」です。だから、今週も参加人数がなんとなく少ないかな、という気がしました。まあ、弁理士の主たる業務とは直接関係はしないでしょうから、仕方がないかな、という気はします。
ただ、知財にとってもファイナンスは、人によっては、非常に興味があるテーマでしょう。でも、どの程度話をしたらいいか、その判断は難しいでしょうね。
だから、今回のセミナーの様に、思いきった説明となったのではないかと思います。不要な部分は、バッサリきった感じです。私には、ちょっと物足りなさがあったくらいです。ですが、前回のアカウンティングもそうですが、そもそも1回数時間だけで説明できるものでは絶対ありません。今回くらい簡潔なのがちょうどいいのかも。少なくとも言えるのは、わかりやすく、消化不良をおこさないことです。
今回のテーマを一言で言えば、「相手を納得させられるぐらいには、事業評価等の説明ができるようにはなりましょう」ということです。相手を納得させることは重要ですから。
講師の話を極端にまとめると、どう頑張ったところで、評価をきっちりと行うことはどだい無理で、厳密にいえば本当にただしいかどうかなど誰にもわからない、ならばせめて、相手を納得させ説得できる、これだけの評価はできる様になりましょう、ということではないでしょうか。
そして、今回はそのさわりを、しかし最重要ポイントを、説明したのではないかと思います。
所詮「評価などフィクション」と言いたかったのでしょう。ならば、相手を納得させることができればもうそれでOK、十分、ということだと思います。
別にこれはファイナンスに限った話ではありませんが、相手を説得し納得させること、これは本当に大事ですよね。