知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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2級学科試験問題 自分勉強用解説 33問目&34問目

第18回知的財産管理技能検定2級学科試験の解説、今回は33問目&34問目です。

まず33問目。「著作権の侵害」に関する問題です。
選択肢アは間違いです。刑事罰となるものは「故意」のみです。ちなみに、著作権法の(刑事の)違反は親告罪で、権利者の告訴により、警察がはじめて動くことになります。
選択肢イは間違いです。損害賠償請求の対象にもなります。他にも、不当利得返還、名誉回復の措置等が請求できます。
選択肢ウは間違いです。レコード製作者には人格権はありません。ですから、同一性保持権はありません。人格権があるのは、実演家だけです。
選択肢エは正しいです。これは民事ですから、故意でも過失でも、侵害になります。
よって正解はエです。

次に34問目。「自社で開発中の技術を権利範囲に含む他社の特許権を発見した場合の考え方」に関する問題です。
選択肢アは間違いです。代替技術の特許をもっているなどがありえますから、対策になります。
選択肢イは間違いです。技術的に劣位だからといって、対策にならず事業面で問題を生じるということにはなりません。
選択肢ウは正しいです。選択肢の文のとおりです。
選択肢エは間違いです。特許では異議申立制度は廃止され、現行特許法制度では異議申立制度はありません。特許無効審判を請求するのみです。なお、特許法が改正され、異議申立制度が復活するらしいです。
よって正解はウです。