知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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2級学科試験問題 自分勉強用解説 11問目&12問目

第18回知的財産管理技能検定2級学科試験の解説、今回は11問目&12問目です。

まず11問目です。「著作権」に関する問題です。
選択肢アは間違いです。「出版権」は複製権の一部ですから、著作権法上の支分権の一種とは言えるかもしれません。しかし、自動的に設定されるものではありません。契約により設定されます。
選択肢イは間違いです。そもそも「商品化権」は著作権法上認められている権利ではないので、当然支分権ではありません。法上認められていない以上、商品化権の侵害を理由として差止請求することはできません。
選択肢ウは正しいです。選択肢の文のとおりです。
選択肢エは間違いです。翻案権は、「二次著作物を創作する」権利の一つです。翻案物が利用される場合において、原著作者も翻案物の著作者と同様の権利が認められますが、これは厳密に言えば翻案権ではありません。選択肢の文章表現がおかしいということです。
よって正解はウです。

次に12問目です。「意匠登録を受けられる可能性が高いもの」についての問題です。
これは正解はウです。
ア、イ、エはどれも意匠登録を受けられず、ウだけが意匠登録を受けられる可能性が高いです。