知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

2級学科試験問題 自分勉強用解説 9問目&10問目

第18回知的財産管理技能検定2級学科試験の解説、今回は9問目&10問目です。

まず9問目です。「商標権の効力」についてです。
選択肢アは正しいです。選択肢の文のとおりです。注意してほしいのは、取り消されるわけではない、ということです。日本以外の国では、普通名称化した商標は取り消されるところもあるようですが、日本は違います。
選択肢イは間違いです。商標権者といえども専用使用権を設定した範囲内は、その商標は使用できません。
選択肢ウは間違いです。商標権の効力は、他人が役務の提供の用に供する物を普通に用いられる方法で表示する商標には及びません。
選択肢エは間違いです。商標権者に、「類似」する商標を使用する権利はありません。他の人が使用するのを禁止すること(いわゆる「禁止権」)はできます。
よって正解はアです。

次に10問目です。「実用新案登録出願に基づくパリ条約による優先権を主張して実用新案登録出願をする場合の優先期間」についての問題です。
パリ条約の優先権の優先期間は、特許と実用新案は12ヶ月、意匠と商標は6ヶ月です。
よって選択肢ウが正解です。