知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

2級学科試験問題 自分勉強用解説 5問目&6問目

間違った問題のうち、そのほとんどが「特許」の問題でした。本当に特許は大の苦手です。


さて、第18回知的財産管理技能検定2級学科試験の解説、今回は5問目&6問目です。

まずは5問目。「瑕疵ある意思表示の法的効果」についてです。
選択肢アは正しいです。詐欺による意思表示はとりけさない限り有効です。
選択肢イは正しいです。(原則として)通謀虚偽表示は(当事者間では)無効です。
選択肢ウは間違いです。強迫による意思表示は、詐欺による意思表示と同様、とりけさない限り有効です。
選択肢エは正しいです。錯誤による意思表示は無効です。
よって正解はウです。

これは民法の問題です。民法は2級の試験範囲です。ですが、この問題に関する知識は知財とは直接関係ありません。ではなぜ、これを試験範囲にしているか。知財に関する知識は、各知的財産法制度だけではない、ということです。他にも、例えば私法の基本ぐらいは、知らないとだめ、ということです。この考えが顕著なのが1級です。

次に6問目。「意匠権」についての問題です。
選択肢アは正しいです。選択肢の文の通りです。
選択肢イは間違いです。登録ができた特許権意匠権の抵触は起こりえます。この場合、登録自体はそのまま残ります。ですが、実施に制限が課せられます。
選択肢ウは正しいです。選択肢の文の通りです。
選択肢エは正しいです。試験又は研究を目的とする登録意匠の実施には、特許法の規定が準用され、意匠権の効力は及びません。
よって正解はイです。