知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

やっぱり判例はしっかり理解しないとダメ

突然ですが判例について書こうと思います(笑)。
私には、判例は読みにくいし、わかりにくいです(笑)。解説してくれる、書籍やネットのサイトがたくさんあって、本当に助かります。


ネガティブな書き出しですが私が書きたいのは、実務上判例を知ることは大事だ、ということです。

法に書かれたことは、難しくても法を読めば一応わかります。問題は、法に書かれていない部分、あるいは法に書かれていても曖昧で広くどうにでも解釈できる部分です。
そういう時に判例、裁判事例の判決例を知れば、一応の判断基準になります。「一応」というのは、一度その判決がでても、以後の裁判で、絶対同様に判断されるとは限らないので、一応とさせていただきました。参照はされますけどね。

とにかく、判例を知ることは本当に大事だと思います。判決の内容だけでなく、その判決にいたるまでの過程、証拠証言意見の内容や、法廷での議論や思考の過程、これらを理解し、身につけることで、同様の事例にあたった際の判断の助けになる、ということです。

ただ、判例は、それがかなりかみ砕いた説明であったとしても、慣れないとなかなか理解できないと思います。
最初のうちは、なかなか理解できなくても、とにかく数多くの判例に触れることが大事だと思います。
そのうち、判例理解のコツと言いますか、読むべきところと読まなくてよいところ、大事にすべきところとそうでないところが、なんとなくわかってきます。

私も、なんやかんややっとこさで読んでますから、大丈夫です。何が大丈夫かわかりませんが(笑)。


そして、さらに大事なことは判例に対して「自分の考えを持つ」ということだと思います。それが、多数説側の意見でも、少数説側の意見でも構いません。何故その意見を持つにいたったか、その説明を他の人にできることが大事ではないでしょうか。
そのためには、いろいろな意見、いろいろな説に触れることも大事です。そうしてはじめて自分の考えの過程を自分で理解できることもあります。

一つの考えを「これが正しい」と即断することだけはしないこと、です。もちろん最終的には一つの結論をださなければなりませんが、何も考えずに結論をだすのはしてはならないと思います。