知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

試験問題「俺流解説」 31問目

今回は31問目の説明です。これは「中国から日本への輸入物」の問題です。日本の知財法制度の問題です。中国からの輸入という言葉にひっかからないでください。「適切」なものを選んで答える問題です。

 
では選択肢を見ていきましょう。
選択肢アは正しいです。
選択肢イは間違いです。意匠権等の存続期間が満了しても、その後商標権が取得されている場合が考えられ、商標法で守られることが考えられ、また不正競争防止法による保護も考えられるからです(その場合は、不正競争防止法第2条1項1号で、3号ではありません。3号の場合の「市場に出回ってから3年間」という保護期間はとうに過ぎているからです)。
選択肢ウは間違いです。不正競争防止法違反です。
選択肢エは間違いです。商標権が取得されていなくても、もしこれが周知、又は著名な商標ならば、不正競争防止法違反の可能性がありえます。
 
選択肢アは、最初正しいかどうか判断できませんでした。で、他の選択肢を見たところ、イ、ウ、エが間違いなので、消去法でアが正しいと考えました。
 
 
実際、模範解答もアが正解です。