知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

試験問題「俺流解説」 25問目

今回は25問目を説明します。今回の設問のように、判例をずばりストレートにきいてくる問題があるのが、1級ブランド分野の特徴です。有名な判例には目を通しておき、ある程度知っておきましょう。ちなみにこれは「小僧寿し事件」についての問題で、商標法第38条3項(旧2項)についての問題です。空欄穴埋め問題です。

空欄1は難しいです。もちろん知っていれば解けますが、知らなかったり知識があいまいな場合(私はこれでした)は、空欄1から手をだすのは、得策ではありません。
空欄1をとりあえずとばし、空欄2へ。実はこれも難しいです。ですが、設問文8行目の空欄2は、〜「法」と書かれています。となると、債務不履行よりは「不法行為」法の言葉の方がしっくりきますよね。債務不履行法なんて言葉聞いたことがありません。あるかもしれませんが、聞いたことない言葉を選ぶより、聞いたことある言葉を私は選びます。
空欄3ですが、これも難しいです。ただ空欄3の後ろに「商品の売り上げに全く寄与していない」と書かれています。そこから無理矢理考え「自他商品識別力」よりは「顧客吸引力」の方が意味があっていると判断しました。

そして、空欄2と3の組み合わせから、選択肢ウが正解ではないか、と判断しました。

実際、模範解答は、ウが正解です。

なお、私は試験の際、空欄1の部分を試験時間中に思いだし、確信をもってマークしました。


これはかなりの難問ですね。判例については、後で参考書籍を紹介します。