知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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知的財産管理技能検定は弁理士試験の模擬試験ではない

私は以前からずっとこの様に考えていました。
昨日弁理士を受験なさる方から、夜電話がかかってきて、少し話をしたのですが、私のこの考えは確信に変わりました。


以前からもっていた、私の考えを書きます。

知的財産管理技能士弁理士は、その存在目的も、意義も異なります。また、知的財産管理技能士は比較的知識の広さを求められるのに対し、弁理士は比較的知識の深さを求められる、様な気がします。知的財産管理技能士弁理士と異なり「ライセンス、資格」ではありませんから、できないことがあります。しかし、弁理士と比べより企業の立場ですから、弁理士とは多少異なるものの見方が求められます。
よってそれぞれは、それぞれを補完する立場、ともいえます。試験内容も、それゆえに違いはあります。求められるものが異なるから、それは当然のことです。

ですが、知的財産管理技能検定弁理士試験を一緒に考える方が少なくありません。これは違うと思います。弁理士の方が視野を広げられるために、知的財産管理技能検定1級を受験なさるのはいいと思います。逆に、知的財産管理技能検定1級をお持ちの方が知識を深められるために、また自身ができることを広げるためライセンスを得るために、弁理士試験を受け弁理士になることも、いいと思います。


ですが、弁理士の勉強をしていて、その力試しに知的財産管理技能検定を受験される様です。私は、これは時間と金の無駄だと思います。また知的財産管理技能検定をなめているとも思います。


で、冒頭の話に戻ります。その方の話ですと、知的財産管理技能検定2級と弁理士試験の問題で同様のものがあったが正解の解釈が真逆だったらしいのです。そのため、ある大学院の教授は、大学院生に知的財産管理技能検定2級の受験をするなと言ったそうです。
本当にそんなことがありえるのか、私は双方の問題を比較したわけではないので、なんともいえません。
ただ、知的財産管理技能検定2級と弁理士試験では、理解や知識の幅と深さには違いがあると思います。そのため、それぞれの試験で真逆の解釈になるのはありえることだと思います。


一つだけ言えるのは、知的財産管理技能検定2級は弁理士試験の勉強に弊害をもたらす可能性があるかもしれない、ということです。弊害があるらしいとは、うすうす聞いてましたが、どうやら本当のようです。


これでもはや確信にかわりました。

中途半端なことをするな。知的財産管理技能検定弁理士試験を一緒にするな。どちらかを極めてからもう一方にチャレンジしろ。模擬試験を受けたければ、専門学校か予備校に行け。

です。